メル・ギブソン監督が『ハクソー・リッジ』主人公デズモンド・ドスについて語った熱いコメントが到着「デズモンド・ドスは特別な存在だ」

アカデミー賞R2部門受賞&6部門ノミネートされ、各賞34部門受賞、102部門ノミネートされた『ハクソー・リッジ』が、6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショーとなる。本作で完全復活を果たしたメル・ギブソン監督が本主人公デズモンド・ドスについて語った熱いコメントが到着した。

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「デズモンド・ドスは特別な存在だ。そして、彼が英雄である理由をあげるとすれば、彼が謙虚であることだ。実際、映画化の許可を求めても、ドスは何年もの間繰り返し断ってきた。彼は、真の英雄は大地に眠る人たちだと主張していた。しかし、映画の世界は架空の英雄であふれている。そろそろ真の英雄を称賛してもいいのではないだろうかと僕は考え作りあげた。
この作品に関わった全ての人たちの協力に感謝し、みなさんにこの話ができることをとても光栄に思っている」メル・ギブソン
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メル・ギブソンは、『ブレイブハート』でアカデミー賞《作品賞》《監督賞》など5部門に輝き、『アポカリプト』以来10年振りとなる本作で完全復活を果たした圧巻の映像は、まるで戦場にいるかのような臨場感で観客を圧倒する。主人公デズモンド・ドスを演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズやスコセッシ監督作『沈黙‐サイレンス‐』で演技を進化させ、本作の演技でアカデミー賞《主演男優賞》に初ノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド。2人の強力タッグによって、戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。

メル・ギブソンが本作のメガホンをとるきっかけは、アカデミー賞に輝いた『ブレイブハート』のプロデューサー、ビル・メカニックからの粘り強い交渉だった。謙虚に生きた真の英雄に光を当てる絶好のチャンスだと考えた監督は、「戦争に身を投じたいという情熱の強さでは、彼はまさしく戦争協力者だった。だが、命を奪うためではなく、救うために戦う者として従軍したいと考えた。そこに心を奪われた」と振り返っている。
信念と信仰に生きたドスを演じたアンドリュー・ガーフィールドは脚本を読んで出演を即決した。「この世にデズモンドのような人物が存在するのは希有なことだ。揺るぎない自分を持っていて、胸の奥から囁きかけてくるか細い声を聞き取る耳もあり、どんな状況に陥っても、何ができるか何を拒むかを心得ている」と、敵も味方もすべての人々の尊厳にデズモンドが示した敬意に打ちのめされた。メル・ギブソンはその演技に対して「アンドリューには驚いた。揺るぎのない信念というデズモンドとの共通点があり、彼を生き写すように演じられる、唯一の役者だ」と、ガーフィールドの演技力を高く評価している。

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緑豊かなヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドスは、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から、彼のある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、デズモンドは頑として銃をとらない。遂に軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張を認められたデズモンドは激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴く。そこは、アメリカ軍が史上最大の苦戦を強いられている戦場だった。1歩、足を踏み入れるなり、目の前で次々と兵士が倒れて行く中、遂にデズモンドの〈命を救う戦い〉が始まる。

『ハクソー・リッジ』
2017年6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン ルーク・ブレイシー テリーサ・パーマー ヒューゴ・ウィーヴィング レイチェル・グリフィス ヴィンス・ヴォーン
配給:キノフィルムズ

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