オファーはFacebookのメッセンジャーだった!?『バイオハザード:ヴェンデッタ』の完成披露試写会

DSC_1381

シリーズ累計販売本数7,200万本を超えるサバイバルホラー・アクションゲームの代名詞『バイオハザード』シリーズをフルCG長編アニメとして映画化した『バイオハザード:ヴェンデッタ』の完成披露試写会が4月25日(火)、東京・新宿の新宿ピカデリーにて開催された。舞台挨拶にはエグゼクティブ・プロデューサーの清水崇、辻󠄀本貴則監督、脚本の深見真、音楽を担当した川井憲次、原作監修を務めたカプコンの小林裕幸、そして、本作に参加しているダンテ・カーヴァーが登壇した。

辻󠄀本監督も清水プロデューサーもフルCGの作品への参加は本作が初めて。辻󠄀本監督は「最初、Facebookのメッセンジャーでオファーが届いた(笑)」と驚きを口にしつつ「深見さんの描く脚本の世界観は自分の作品にピッタリ合うと思ったし、基本はホラーなので清水さんに監修していただけるということで不安はなかった。音楽に川井さんをというお願いも通ったので、あとは自分が実力を発揮するだけ。それが出来ないとこの世界で生きていけないと思いました。勝負作です!」と言葉に力を込める。本作の見どころとしてあげたのは、アクションでの“こだわり”とドラマ部分での“束縛”のバランスのとれたカメラワーク。「CG映画なのでカメラワークを自分で自由に動かせるんですけど、それをCGのキャラでやると軽く見えてしまう。だから、ドラマ部分は極力、実写でしかできないカメラワークで撮り、アクションは縦横無尽にカメラを動かすという決まり事の下で作りました」と明かす。

清水プロデューサーは、小林さんから言われたという「原点回帰」という言葉を紹介。「『バイオハザード』と聞くと、“血なまぐさい”、“ホラーアクション”で、ゲームファンが観る男くさい映画と思われるかもしれないけど、辻本監督は細かいところまで実写のように演出しています。目の表情、口元、汗をかいているところなど、アクションはもちろんですが、悲哀を含めたドラマ部分を見てほしい。女性にもホラー苦手に人も見てもらえる作品です」と強調した。

『呪怨』を生んだホラーの清水プロデューサーとアクションを得意とする辻󠄀本監督のコラボレーションについて、清水プロデューサーが「相乗効果が出ている!」と胸を張れば、辻本監督は「清水さんをパクりました(笑)! 清水さんへのラブレターのようになっている」と熱く語り、会場は期待を込めた拍手に包まれた。脚本の深見は「ゲームとしてシリーズが長いので、その世界観を壊さず、アクション映画として1本観たなと思ってもらえる作品にすることを意識しました」と脚本づくりを述懐。川井はエンディングを含む音楽のテーマについて「清水さんと辻󠄀本さんがいるということは、完全にホラーとアクションの融合だなと思いました。アクションにどう怖さを加え、放言するかを話し合いました」と振り返った。

小林は自身の立場を「レベッカやレオンたちの“タレント事務所の社長”のようなもの(笑)」と独特に表現し、清水プロデューサーらからの様々な提案や要望を受け止めつつ、「バイオハザード」としてのバランスを取りながら取捨選択していったと語る。「うちのタレントをいかにきれいに見せるか?」と苦労を明かしつつも「楽しかったです」と充実感と自信をうかがわせた。

この日は、D・Cというキャラクターでモーションキャプチャーとして参加しているダンテが花束を辻󠄀本監督に贈呈。「監督との撮影も、スタッフさんもすごく楽しかったです!」と笑顔で語り、作品の完成を祝福した。最後に清水プロデューサーは「見ていただければ納得いただけると思います。新しい『バイオハザード』が見られます!」と宣言。会場は再び大きな拍手に包まれた。映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』は5月27日(土)から公開。

DSC_1356

『バイオハザード:ヴェンデッタ』
2017年5月27日公開
エグゼクティブ・プロデューサー:清水崇 監督:辻󠄀本貴則 脚本:深見真 音楽:川井憲次 原作監修:小林裕幸
製作:MARZA ANIMATION PLANET 
配給:KADOKAWA