話題の映画賞を受賞したけりゃこの男に頼め! 怪優シャールト・コプリー出演作2作が奇しくも4月に公開!!

世界中からエッジの効いた破天荒な映画を集め、2013年には、園子温監督『地獄でなぜ悪い』が受賞するなど、日本の映画ファンからも注目される映画賞、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門の2015年度と2016年度の最高賞である観客賞を受賞した2作が、奇しくも2本とも4月に日本公開! さらに両作品には『第9地区』や『チャッピー』の個性派シャールト・コプリーが出演している。両作品を牽引するかの如く、”マッドネス“作品たらしめる彼の存在感がいかんなく発揮されている。

4/1(土)公開『ハードコア』

ハードコア シャールト
4/1(土)より公開されるイリヤ・ナイシュラ-監督作『ハードコア』は、サイボーグ化された男性が愛する妻を救うべく壮絶な戦いに身を投じる姿を、全編FPS(ファースト・パーソン・シューター)=主人公の一人称視点のみで描き、映画と観客がシンクロするという稀有な体験をもたらす映像革命。シャールト・コプリーが演じるのは主人公ヘンリー=“あなた”を助け、敵陣へ導く相棒ジミー。時に短機関銃を持つ軍人、時に二丁拳銃のジャンキー、さらにはスナイパー、ヒッピー、ホームレスなど次々と風貌を変え、主人公の前に現れる謎多き人物を一人複数役、それぞれ振り切った個性的すぎるキャラクターを演じ切った。まさに怪優と呼ぶにふさわしいシャールト・コプリー七変化が観ることができる。
本作についてシャールトは「イリヤにこのPOVスタイルを使って、映画を作ってみないかと言われた時ぜひ挑戦してみたい!と興味をそそるアイデアだと思ったよ。難しいしある種の実験的なものになるのは分かっていた。でも、このプロジェクトに飛び込みたくて仕方なかったんだ」と語る。

4/29(土)公開『フリー・ファイヤー』

フリー・ファイヤー シャールト
4/29(土)に公開されるマーティン・スコセッシ製作総指揮、ベン・ウィートリー監督作『フリー・ファイヤー』は、とある倉庫で行われた銃取引に集う2組のギャングが些細な行き違いからまさかの大乱闘バトルロイヤルに発展する様をワンシチュエーション、90分間ノンストップで描いた銃撃アクション。本作でコプリー演じるのはギャングの間柄でも「国際的なクズ」と呼ばれる武器商人で大悪党のヴァ―ノン役。ギャング史上最も軽薄なうえ短気でキレると何をしでかすかわからないエキセントリックな性格が更なる泥沼デスマッチに発展させてしまう張本人。全身段ボールの切れ端で武装し終始発狂しながら銃をぶっ放す“超変人ギャング”を怪演する。

そんな本作の役作りについてシャールトは「監督は俳優たち、特に僕にはたくさんアドリブをさせてくれたよ。とても楽しかったね。通常はアドリブをやってもなかなか本編に盛り込まれないけれど、今回は撮影現場で監督と共演者と一緒に役を作り上げている実感があったね。撮影が始まって何日間はカメラの前で役を作り上げている感じだったよ」と、自らアイデアを出しエキセントリックなキャラクターを作り上げたと語る。現場については、「今回はまさにアンサンブルキャストで、皆同じくらい重要なキャラクターを同じようなバランスで演じているから、待ちの時間も長かったけど、同時に自分がメインのシーンではなくても背景にいたり、足だけ入っていたりするから、監督の“スタート!”の掛け声が掛かればどんな時でも役としてその場に居られるように一定の緊張感とエネルギーを保つ必要があったんだ。そんな現場はチャレンジングでもあったけど、とても興味深い体験だったよ。そして、現場ではみんなのテイクを観ているのが本当に楽しかった。皆キャラクターがユニークで、監督がそれぞれの役の性格を考え抜き、キャスティングにすごく頭をつかったのが伝わってきたね。話し方、衣装、素振りなどからキャラクターのユニークさがあふれ出ていると思う。同時にこの作品はたくさん笑えるシーンがあるんだけどみんなでコメディ要素を出し合って盛り込んでいったんだ」とアクションだけでなく本作のもう一つの魅力であるブラックユーモ要素も俳優陣・監督と意見を出し合ったと撮影秘話を語った。


『ハードコア』
2017年4月1日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
監督・脚本:イリヤ・ナイシュラー
出演:シャールト・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー、ヘイリー・ベネット、ティム・ロス
配給・提供:クロックワークス
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『フリー・ファイヤー』
4月29日(土)よりGW全国ロードショー
製作総指揮:マーティン・スコセッシ
監督:ベン・ウィートリー
出演:ブリー・ラーソン シャールト・コプリー キリアン・マーフィ アーミー・ハマー ジャック・レイナー サム・ライリー   
配給:REGENTS
©Rook Films Freefire Ltd/The British Film Institute/Channel Four Television Corporation 2016/Photo:Kerry Brown