ドナルド・トランプが合衆国大統領に就任して50日が過ぎたが、早くも彼の選挙戦を映像化しようとする動きがある。The Hollywood Reporterほか米メディアが伝えている。
米ケーブルテレビ局HBOは、2012年にTVムービー『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』を作ったときのように、今回の大統領選挙の一部始終を映像にしようとしている。『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』と同じように、今回の作品（まだタイトルは決まっていない）もジェイ・ローチが監督し、2人のジャーナリスト、マーク・ハルペリンとジョン・ハイルマンの持つ情報をもとにミニシリーズとして制作される。この2人が書いた、トランプがヒラリー・クリントンを破った2016年の驚くべき逆転劇に関する著書は近々出版される予定だ。
「マーク・ハルペリンとジョン・ハイルマンとの関係を続けられることにわくわくしているよ。彼らのベストセラー「大統領オバマは、こうしてつくられた」（※『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』の原作）は、大統領選挙の内側の政治的報道に関して一定の基準を設けたんだ」とHBO Filmsの社長は声明でコメントした。そして「『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』の監督でエグゼクティブ・プロデューサーでもあるジェイ・ローチと、製作会社Playtoneのプロデューサーであるトム・ハンクスとゲイリー・ゴーツマン、そしてマークとジョンのこのプロジェクトを題材にした新作がひとつになれば、近代アメリカ政治で最も独特で影響力のある出来事を生き生きと描くことができるのは間違いないだろう」と語った。
今回の2016年の大統領選の映像化で、誰をフィーチャーした話になるかは明らかにはなっていないが、トランプとヒラリーの両者がこの話の中心になることは間違いないだろう。この2人を誰が演じるかは、それだけで大きなニュースとなりそうだ。トランプ役と言えば、サタデー・ナイト・ライブ（SNL）でトランプをものまねしてパロディ化しているアレック・ボールドウィンが真っ先に思い浮かぶが、彼がここでもトランプを真似てキャリアを積むとは思えない。だが、少なくとも会話の中でSNLの話は出てくるだろう。
↓トランプものまねの第一人者、アレック・ボールドウィン
The Wrap
