2月18日（土）に『映画 ザ・スライドショーがやって来る！「レジェンド仲良し」の秘密』の初日舞台式典が行なわれ、“レジェンド仲良し”のみうらじゅん、いとうせいこうが登壇。みうらのマイブームのひとつであるテープカットを実施し、本作品の元になった『ザ・スライドショー』のイベントさながらの暴走フリートークを展開した。

いとうの「ピカデリー大きいよね～」のコメントに対しみうらは「俺いつもここに来る時はD列辺りの席で見るんだよ。まぁだいたいDカップEカップ辺りがいいじゃない（笑）」といきなり暴走。

「まずタイトルが分かりにくいじゃないこの作品。20th anniversaryってなってるけど、それは去年の時点だったからね。実際は今年21周年なんだよ（笑）。サブタイトルだって、去年インフルエンザにかかった時にもうタイトル決めなきゃいけないってなってたから『ハリー・ポッターとアズガバンの秘密』を思いだして、あ！『レジェンド仲良しの秘密』にしようって思ったんだよね。でもさインフルエンザ終わって蓋明けたら『ハリー・ポッターとアズガバンの囚人』だったんだよね（笑）」と実は勘違いから生まれたサブタイトルを暴露。
そして本作の出来上がりについても満足気な様子。みうらから「ラストのところで観客のすすり泣きが聞こえたよね」と、感動大作系をアピールする場面も…。しかし本作品が感動系の作品のはずがなく、いとうからは「この作品そんな映画だったっけ（笑）？」と突っ込みが入り、場内も笑いの渦に包まれた。

そしていきなり、みうらから「そういえば昨日家の近くで水晶拾ったんだよね。結構大きくてさ、一番大きいの持って帰ったんだけど誰かが置いてったんだと思う。しかも夜中ずっとそれを歯ブラシでキレイにしてたんだよね」と初日前日に水晶をキレイにしていた話をすると、すかさずいとうからは「それ初日舞台挨拶にする話じゃないよね（笑）」と突っ込みが。
もしやこのままトークで終わるのかと思われたが、やがてみうらのマイブーム、テープカットの実施に向けてマイはさみとマイ手袋が登場。

みうら、いとうの他に本作品の企画・製作・配給WOWOWよりエンターテインメントビジネス局長大村英治、配給会社日活より執行役員・永山雅也、更に構成・監督を務めたおぐらりゅうじが加わり、華々しく、厳かにテープカットが行なわれた。

テープカットを何度かやってきたと話していたみうらといとうだが、いざテープカットをやる時は担当から「左手でお花持って～」と指示が。

最後を締めくくったのはおじさん2人が初体験の観客バックのフォトセッション。終始みうらといとうのフリートークで進行された式典も、場内満席の観客との一斉エールで華々しく初日舞台式典を終えた。

『映画 ザ・スライドショーがやって来る！「レジェンド仲良し」の秘密』
2017年2月18日公開
監修：みうらじゅん　いとうせいこう　構成：おぐらりゅうじ　監督：伏原正康　出演：Rock’n Roll Sliders（みうらじゅん・いとうせいこう・スライ）