【追悼】ジョン・ハート場面写真公開『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』

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“ジャッキー”の愛称で親しまれ、今なお高い人気を誇る世紀のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。JFK暗殺後の彼女の知られざる姿を、アカデミー賞®女優ナタリー・ポートマン主演で描いた『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』が、3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開となる。

先週1月25日に永眠したイギリスの名優ジョン・ハート。『ハリー・ポッター』シリーズの杖職人オリバンダー老人役や、『エレファント・マン』(’80)などで知られる彼。1月22日に77回目の誕生日を迎えたばかりの突然の彼の訃報は世界中に驚きをもたらした。そんなジョン・ハートは本作にも出演しており、突然の事件に戸惑うジャッキーに道しるべを示す神父という重要な役どころを演じている。

舞台俳優として俳優のキャリアをスタートした後、『わが命つきるとも』(’66)で映画デビューを飾り、その演技力から一躍注目を浴びたハート。代表作でもあるデヴィッド・リンチ監督作の『エレファント・マン』では、生まれつき奇形な外見を持つ青年ジョン・メリック役に大掛かりな特殊メイクで挑み、英国アカデミー賞®主演男優賞を獲得。2015年には膵臓ガンを公表していたが、本作はまさにがんとの闘病最中に撮影されていた。

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『Vフォー・ヴェンデッタ』(’06)以来、2度目の共演となったナタリー・ポートマンはこの訃報を受け、「ジョン・ハートが亡くなったと聞いて、とてもとても悲しい気持ちでいっぱいです。2度も彼と共演できた私はラッキーです、どの作品も彼の演技によって素晴らしい出来になりました。 彼はもっとも才能のある役者であり、一人の人間としてもとても魅力的な人でした。頭がよくて、ユーモアがあって、とても温かな素晴らしい方でした。現在大変な時期を過ごしているであろう彼の家族に愛を送ります。そして永遠に残る彼の映画を観ながら、その幸運を噛みしめたいと思います」と追悼のコメントを発表。監督のパブロ・ララインも「ジョンは無敵で、決してひるむことのない勇敢な人でした。きっと永遠に変わることはないでしょう」とコメントを寄せている。

まるでジョン・ハートという人間そのままを表したような、温かい言葉を並べる本作での神父役は彼の当たり役。自然光にこだわった温かみのある光に包まれる神々しいジョンの姿を、ぜひスクリーンで見届けてほしい。

© 2016 Jackie Productions Limited