『素晴らしきかな、人生』ウィル・スミス「僕たちはこの映画を創る一員になりたいと思った」

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『プラダを着た悪魔』(’06)で恋に仕事に奮闘しながら、人生で一番大切なことの見つけ方を描き、世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作『素晴らしきかな、人生』。フランケル監督のもとには、ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞®受賞&ノミネート俳優が結集。華やかさと演技力を兼ね備えた名優たちの珠玉の演技が物語を盛り上げる。

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『素晴らしきかな、人生』の舞台はニューヨーク。華やかで、時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)。だが、彼は最愛の人を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れたのは3人の奇妙な舞台俳優たち。彼らとの出会いによってハワードの人生に変化が…。

ウィル・スミスは「コンセプトに出演者全員が揺さぶられたんだ。監督が声をかけた第一候補全員が『イエス』と首を縦に振った。僕たちはこの素晴らしい映画を創り上げる一員になりたいと思ったんだ。」と豪華キャストが出演を即答したことを明かした。広告代理店の経営者として、大勢の社員を前にスピーチしていたイケイケシーンから一転、最愛の娘の死によって“人生のドン底”に陥るというギャップの演技を本作で披露している。

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心を閉ざしたハワードはオフィスでは黙々とドミノを並べるだけ。そんな彼を心配する友人の声掛けにも悲しみに暮れた瞳で見つめ返す状態が続く。本作の役柄についてウィルは「物語序盤、ハワードが一人のシーンでは、心の中では色んなことをしゃべってるんだけど、声にはならない。そこが面白いんだ。一人きりのシーンでも”コミュニケーション”は十分ある。この映画のすばらしいキャストとの共演と同じくらい、そのチャレンジが楽しかったよ。」と語った。

本作はこれまでコメディータッチの演技が多かったウィルの新境地とも言える作品。特に見逃せないのが、自転車でクリスマスのニューヨークを走るシーンだ。ウィルは、猛スピードで道路を逆走する自転車に、ハワードのやりきれない感情を見事に重ねている。また、本作の舞台について「ニューヨークの街の美しさが、ハワードや他のキャラクターが抱える悲しみや葛藤と対照をなしていた」とウィルは語る。

『素晴らしきかな、人生』は、2017年2月25日(土)より全国公開。

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