竹内涼真&板垣瑞生、女性だらけの舞台挨拶に「日本って女性が支えてるんだ!」

2016年に刊行された仁科裕貴による小説を、主演に板垣瑞生(M!LK)、ヒロイン役に吉柳咲良、共演に竹内涼真らを迎えて実写映画化する『初恋ロスタイム』が9月20日に公開される。このほど、9月2日に新宿バルト9にて完成披露上映会が開催され、キャストの板垣瑞生、吉柳咲良、竹内涼真、石橋杏奈、主題歌を担当した4人組ポップロックバンド緑黄色社会、河合勇人監督が登壇した。

浪人生・相葉孝司は、ある日、“世界の人、モノ、車、あらゆるものが突然静止する”という不思議な現象に遭遇する。時刻は12時15分。授業中に、なぜか唯一動くことができた孝司は、学校を出て街に繰り出すと、自分のほかにもう一人動くことのできる少女・篠宮時音に出会う。

主人公、相葉孝司役を演じた板垣は、ステージ上から客席を見渡し「本当に女性の方が多いですね!」と驚いた様子。これに対して、物語の重要なカギを握る医師・浅見一生役の竹内は「女性が支えてるんだよ」と提言すると、板垣も「日本って女性が支えてるんだ!」と納得していた。

孝司の他にもう一人動くことのできる少女・篠宮時音役の吉柳。竹内は吉柳が小学6年生のときにホリプロタレントスカウトキャラバンの最終オーディションで会ったとのことで、「こんなに早く舞台上で一緒になるとは思ってなくて。ちょっと感動してます」と優しい笑顔を見せた。

撮影日数が短かったという竹内は「板垣くんと一緒に話し合いながら、ひとつのシーンを監督と一緒に作った」のが楽しかったそうで、「いい数日間だった」と撮影を回顧。板垣は竹内に関して「キャリアもあって技術もあるし、売れてるじゃないですか。普通だったら『俺の芝居だから』とか、『そうじゃねーよ』という感じ」だと思っていたらしいが、「竹内さん、すごい優しくて。竹内さん、すごい優しくて。竹内さん、すごい優しくて!」となぜか3回も連呼。これに対して竹内は「あなたもすごいですよ、18でしょ?」と板垣に返しつつ、「俺まじで、学校に行くときの髪型しか考えてなかったから(笑)」と告白して会場を爆笑させていた。

イベントの後半には、主題歌を歌う4人組ポップロックバンド緑黄色社会による生ライブが行われ、キャスト陣は目に涙を浮かべながら、会場に響き渡る歌声に耳を傾けていた。

『初恋ロスタイム』
9月20日(金)より全国ロードショー
監督:河合勇人
原作:仁科裕貴「初恋ロスタイム」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
脚本:桑村さや香
主題歌:緑黄色社会「想い人」
出演:板垣瑞生 吉柳咲良 石橋杏奈 甲本雅裕 竹内涼真
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 主人公の浪人生・相葉孝司(板垣瑞生)は、ある日、“世界の人、モノ、車…あらゆるものが突然静止する”という不思議な現象に遭遇する。時刻は12時15分。授業中だった孝司だけがなぜか動くことができ、彼は学校を出て街に繰り出すと、自分の他にもう一人動くことのできる少女・篠宮時音(吉柳咲良)に出会う。やがて二人は、毎日12時15分に1時間だけ起きる、その不思議な時間を“ロスタイム”と名付け、楽しむようになっていく。しかし、その“ロスタイム”には、ある“秘密”が隠されていたのだった。

© 2019「初恋ロスタイム」製作委員会