伊藤健太郎、秋田汐梨の見事な演技にショック!「『ガッカリした』と言われた時は胸に刺さった」『惡の華』秋田汐梨場面写真

累計発行部数300万部を記録した押見修造の人気コミックを、メインキャストに伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨、飯豊まりえを迎えて実写映画化する『惡の華』が、9月27日より公開される。このほど、佐伯奈々子役を演じた秋田汐梨の場面写真がお披露目となった。

本作撮影時、秋田は15歳。メインキャスト4人の中で唯一現役の学生のため、ナチュラルに等身大の中学生、高校生を演じた。オーディションの際、監督に「佐伯を演じられるのは彼女しかいない」と言わしめた彼女は、リアルな学生の心情を表現し、時折見せる怖いほどに大人びた表情で観るものを魅了する。さらに、監督は「候補の中でもズバ抜けて演技力があった。皆さんかわいい演技は出来るものの、ちょっと怖い、ダークな芝居ができる子は秋田さんしかいなかった」と大絶賛。主演の伊藤も「例え台詞であっても『ガッカリした』と言われた時はリアルに傷つくくらい胸に刺さった」と共演した時のことを思い返し、原作者・押見修造も「本物だけが持つ迫力みたいなものを感じました」と大満足の様子。女優としての活動を始めたのはまだ3年前であり、女優の活動をしながら雑誌「ニコラ」のモデルとして「しおりんご」の愛称で小中学生から多くの人気を集め、今月から「Seventeen」の専属に就任している。

場面写真は、秋田の演技力の片鱗が垣間見えるような4枚。雨に濡れながら泣く姿や、怒りのあまり右肩を掻きむしる姿、真っ白なコートに身を包み笑顔のカット、病院の待合室で静かに涙を流すショットが切り取られた。

『惡の華』
9月27日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:岡田麿里
主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」(Office Augusta / Bandwagon)
出演:伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ 北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか 高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム

【ストーリ―】 山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった…。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、二人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。

©押見修造/講談社 ©2019 映画『惡の華』製作委員会