ジュリアン・ムーア × 渡辺謙 × 加瀬亮 テロリストと人質の予期せぬ交流『ベル・カント とらわれのアリア』11月公開!

ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を、ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の共演で映画化した『BEL CANTO』(原題)が、邦題『ベル・カント とらわれのアリア』として、11月15日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた作家アン・パチェットの小説「ベル・カント」を映画化。世界的なオペラ歌手ロクサーヌ・コスに扮するのは、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたハリウッドを代表する女優ジュリアン・ムーア。女性が解放される中、著名人であるために人質としてとらわれるも毅然とふるまうコスを情感豊かに演じた。崇拝するコスを守ると共に、独自の美学を貫く実業家のホソカワ役には渡辺謙。ホソカワの通訳を務め、テロリストの一人に英語を教えるうちに心を通わせていくゲンを加瀬亮が演じる。このほか、『ブリッジ・オブ・スパイ』のセバスチャン・コッホ、『ヒトラーと戦った22日間』のクリストファー・ランバートらベテラン俳優が脇を固め、さらに、ジュリアン・ムーア演じるオペラ歌手の吹き替えを、当代随一と言われるオペラ歌手、ルネ・フレミングが担当する。

監督は、脚本も手掛けた『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされ、渡辺謙出演の『ダレン・シャン』などを手掛けたポール・ワイツ。今回「私にとっての鍵は、脚本をジュリアン・ムーアに送り、彼女に私と一緒にこの映画を作りたいと思ってもらうことだった」とキャスティングを振り返り、さらに「渡辺謙には素晴らしいユーモアのセンスがあり、物腰に気品がある。この映画のほとんどで、彼から目が離せないだろう」と渡辺を高く評価するコメントを寄せている。

『ベル・カント とらわれのアリア』
11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ポール・ワイツ
原作:アン・パチェット/山本やよい訳「ベル・カント」(早川書房より10月下旬刊行予定)
出演:ジュリアン・ムーア 渡辺謙 セバスチャン・コッホ クリストファー・ランバート 加瀬亮
配給:キノフィルムズ 木下グループ

【ストーリー】 実業家のホソカワ(渡辺謙)は通訳のゲン(加瀬亮)と共に招かれた、南米某国の副大統領邸でのパーティーを心待ちにしていた。ホソカワの会社の工場誘致を目論む主催者が、彼が愛してやまないソプラノ歌手のロクサーヌ・コス(ジュリアン・ムーア)のサロンコンサートを企画したのだ。現地の名士や各国の大使も集まり、女神のようなロクサーヌの歌声が流れたその時、突然テロリストたちがなだれ込み副大統領邸を占拠する。収監中の同志の解放を求める彼らは、赤十字のメスネル(セバスチャン・コッホ)を介して政府と交渉するが平行線が続く。そんな中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧しく教育など受けられるはずもなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちの間に、親子や師弟のような交流が生まれ始める。しかし、かりそめの楽園に終わりの時が近づいていた…。

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