池田エライザ「終盤のシーンは、お芝居でもプライベートでも見せたことがない表情を出せた」『貞子』ブルーレイ&DVD 10月30日リリース!

見た者は1週間後に呪い殺されるという呪いのビデオの恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を、中田秀夫監督が映画化した『リング』(1998)。そのシリーズ最新作で、中田秀夫監督が再びメガホンをとり、主演に池田エライザを迎えた映画『貞子』のブルーレイ&DVDが10月30日に発売されることが決定した。このほど、特典として収録される、池田エライザ、中田秀夫監督、そして応援に駆け付けたキャラクター・貞子によるオーディオ・コメンタリーの収録が行われ、撮影現場での思い出やホラー映画の裏側などを語った。

■オーディオ・コメンタリー コメント一部抜粋
監督:貞子の生まれ変わりだと言われている少女を出すのはどうかと、脚本作りの際に提案させていただきました。そうでないと、昔の貞子の話をなぞるだけになってしまう。20年ぶりのシリーズ新作なので、気合が入りました。

池田:病院の食堂で撮影している時、すごくお腹がすいていたので、カットがかかる度に劇中のご飯を食べていたら、繋がらないって怒られて。後でご飯を足してもらいました(笑)。

監督:僕が監督した『リング』『リング2』『貞子』3作全てに出演しているのは、佐藤仁美さんだけです。『リング』のオーディションの時、佐藤さんは17歳。撮影が一日で終わり、「もっと出たかった」と言ってくれたので、『リング2』で出番を大幅に増やしたんです。

池田:佐藤さんのおかげで、『リング』シリーズは、ここまでエキセントリックに演じていいんだと思いました。

監督:『リング』シリーズで有名な、貞子が井戸から出てくるシーンは、方法論は似せつつ、今回全て撮り直しました。『リング』『リング2』『貞子』3作全て、貞子の故郷・伊豆大島で撮影しています。海でも川でも、自分の映画に水面が出てくると落ち着くんです。

池田:時代は進み、伊豆大島のシーンでは、ドローンカットも登場します!

監督:ドローンカットは、音楽にも変化を付けて、ハリウッド風にしたので、ご注目ください!

池田:洞窟の岩の穴から中に引きずり込まれるシーンは、叫び声を何回も撮り直しました。

監督:何回かやって上手くいかなくて、エラちゃん(池田エライザの愛称)から、「じゃあ、監督、ちょっとやってみてよ!」と言われた(笑)。

池田:監督がえぐみのある叫び声を出してきたので、同じ声を出すのが難しかったです。終盤のシーンは、お芝居でもない、今までプライベートでも見せたことがない表情を出すことができました。

監督:貞子には感情移入できないから、貞子に見初められたヒロインが怖がる表情を観て、お客さんが怖がると僕は考えています。

池田:人間がこれほどまでの感情になるというのが、本作においてはリアルで、私自身も演じていくうちに、内側からどんどん恐怖が出てきました。観てくれた人も、その恐怖をリアルに感じていただけたのではないかと思います。

貞子:相変らず仲良しなエラちゃんと中田監督の撮影秘話を聞いていると、熱気溢れる撮影現場を思い出して、また新鮮な気持ちで『貞子』を楽しめて最高でした!わたしの念写、コメンタリーに採用されるかなぁ…(笑)

▼『貞子』ブルーレイ&DVD 商品情報

10月30日(水)発売
発売・販売元:KADOKAWA

■ブルーレイ ¥4,800円+税

■DVD ¥3,800円+税

【映像特典】
●メイキング映像
●イベント映像集
●撮り下ろし・中田秀夫監督インタビュー
●清水尋也“ファンタスティック・カズマ”の未発表動画集
●予告編集(予告編/特報/超特報/TVスポット6バージョン)

【音声特典】
●オーディオコメンタリー(中田秀夫監督 × 池田エライザ)

【封入特典】
●特製ブックレット
・20年の歴史と総括-『リング』シリーズ完全ガイドなど
・新スクリーミング・ヒロイン、池田エライザのブロマイド3点セット

【仕様】
●トールケース

『貞子』
監督:中田秀夫
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
出演:池田エライザ 塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美

【ストーリー】 心理カウンセラーの秋川茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、一週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず生み育てていた子供であることが判明。少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める―。一方、WEB マーケティング会社に勤める石田祐介(塚本高史)の勧めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて…。

©2019「貞子」製作委員会