孤高の画家・ゴッホは自らの人生を通して何を見つめていたのか?『永遠の門 ゴッホの見た未来』予告編

主演のウィレム・デフォーが第75回ベネチア国際映画祭最優秀男優賞受賞、第91回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル監督最新作『永遠の門 ゴッホの見た未来』が、11月8日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作が描くゴッホは、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きる。そんな彼は、唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたポール・ゴーギャンと出会い、のちに共同生活の破綻を経験する。そして、いまだ多くの謎が残る死に至る。生きているうちに誰にも理解されなくとも、自分が見た“世界の美しさ”を信じ、筆を握り続けたゴッホ。本作は、不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、圧倒的映像美で描く。

いまでこそ作品が高額で取引されているゴッホ(ウィレム・デフォー)が周囲から認められず孤立した様子から始まる予告編は、「一緒に美術革命を起こそう」と言うポール・ゴーギャン(オスカー・アイザック)との出会いから様相が一変する。晴れ晴れと穏やかな瞳で「僕は思いのまま描く。僕にしか見えないものを人々にも見てもらいたい」と語るゴッホがカンバスと自然にひたすら向き合う姿が切り取られ、名作「ひまわり」も登場。「兄さんは偉大な画家だよ」と弟のテオ(ルパート・フレンド)に励まされ、牧師(マッツ・ミケルセン)に「なぜ画家の仕事を?」と投げかけられつつも、「描かずにいられない。美しい世界を永遠に残すんだ」というゴッホの信念が、どこまでも続く大地や、風になびく麦の穂、沈みゆく太陽とともに鮮やかに描き出されている。

『永遠の門 ゴッホの見た未来』
11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー オスカー・アイザック マッツ・ミケルセン マチュー・アマルリック
配給:ギャガ 松竹

【ストーリー】 幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係が築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)。才能を認め合ったゴーギャン(オスカー・アイザック)との共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件で幕を閉じることに。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何を見ていたのか。

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