神尾楓珠、ロレンソ・フェロの劇中での眼差しに「ドキッとさせられた」『永遠に僕のもの』プレミアイベント レポート

2018年にアルゼンチンでメガヒットを記録した、アルゼンチンの犯罪史で最も有名な連続殺人犯の少年カルリートスの美しくも儚い青春を、本作が銀幕デビューとなるアルゼンチンの新星ロレンソ・フェロ主演で描く映画『永遠に僕のもの』が、8月16日より公開される。このほど、6月27日にTOWER RECORDS渋谷店にてプレミアイベントが行われ、主演のロレンソ・フェロ、神尾楓珠が登壇した。

アルゼンチンから初来日となったロレンソは「日本に来られて嬉しいです」と挨拶し、「ゲームセンターに行ってUFOキャッチャーで(ポケモンの)ミュウツーをとりました」と滞在期間を満喫したと語った。

1971年のブエノスアイレスを舞台に、連続殺人犯となった17歳の少年カルリートスの青春を描く本作。主人公カルリートスは青年ラモンと出会い犯罪をエスカレートさせていくが、本作の撮影について、ロレンソは「(ラモン役の)チノ・ダリンとは時間をかけて心が通じ合う友達になりました。すごくわかりあっていたので、撮影中も何をしても怒られないような関係になっていました。練習とリハーサルをたくさんしてビールを一緒に飲みに行って、今もいい友達です。二人の化学反応が映画にも表れています」と二人の良い関係性について語った。

さらに、スペシャルゲストとして、ロレンソと同い年である注目の俳優、神尾楓珠が花束を持って登場し、ロレンソの初来日をお祝い。本作を鑑賞した感想について、神尾は「カルリートスの若さゆえのふてぶてしさ、悪意を感じない無邪気さが上手に表現されていた」と述べ、「ロレンソの目のアップが何回か出てきて、毎回ドキッとさせられました」とロレンソの演技に魅了されたと明かした。

また、本作のおすすめのシーンについて、神尾は「前半と後半で出てくるダンスシーン。同じことをやっているんですが、全く見え方が違う」とコメント。ダンスシーンの撮影について、ロレンソは「家の鏡の前で、父が眠っている間に一人で練習したんです(笑)」と明かし、「監督に『みんな(スタッフ)を外に出して』、『ウイスキーを一杯持ってきて』と頼みました。テイク1ではカメラマンと監督と自分の3人で撮りましたが、だんだん人が増えていって、最終的には25人に増えていきました(笑)」と撮影の裏話も披露していた。

もし神尾と共演するならどんな作品がいいか?という質問には、ロレンソは「ポケモンの映画に出たいですね。いい監督を用意してもらって、マーティン・スコセッシ監督のポケモン映画に出たいです(笑)」と答え、客席の笑いを誘っていた。

イベントの終盤にはプレゼント抽選会を実施。当選した一名にはロレンソのサイン入りのプレスシートがプレゼントされ、さらにもう一名の当選者はロレンソとの2ショット撮影も。また、多くのファンがロレンソへお気に入りのポケモンであるミュウツーのぬいぐるみをプレゼントしていた。

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『永遠に僕のもの』
8月16日(金)より、渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
監督:ルイス・オルデガ
プロデュース:ペドロ・アルモドバル アグスティン・アルモドバル ハビエル・ブリア
出演:ロレンソ・フェロ チノ・ダリン ダニエル・ファネゴ セシリア・ロス
配給:ギャガ

【ストーリー】 ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた瞳、磁器のように滑らかな白い肌。神様が愛をこめて創ったとしか思えない美しすぎる17歳の少年、カルリートス(ロレンソ・フェロ)。彼は欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするように、ダンスを踊るように、ナチュラルに優雅に。やがて新しい学校で会った、荒々しい魅力を放つラモン(チノ・ダリン)と意気投合したカルリートスは、二人で様々な犯罪に手を染めていく。だが、カルリートスは、どんなに悪事を重ねても満たされない想いに気づき始める…。

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