小関裕太「こんなイケてない役はやったことがないはず」「このミス」大賞ドラマシリーズのラインナップ発表記者会見レポート

U-NEXTとカンテレは、宝島社「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品の中から計5タイトルを選定し、「このミス」大賞ドラマシリーズとして制作し、7月4日からU-NEXTによる配信&カンテレでの地上波放送をスタートする。このほど、6月10日に東京・神楽座で「このミス」大賞ドラマシリーズのラインナップ発表記者会見が開催され、各作品の主演である佐久間由衣、阿部進之介、小関裕太、および第五弾作品の特別審査員、佐藤二朗が登壇した。

第一弾作品「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」は、現代と江戸を行き来しながら、江戸時代の難事件に挑む女性の姿を描くタイムトラベルミステリー。主演の佐久間は「ユニークな設定を楽しませてもらいながら撮影した」そうだが、撮影自体はとてもハードだったらしく、「少人数制でスタッフさんが職業の垣根を超えて助け合いながら撮影した」ことを明かした。

第二弾作品「名もなき復讐者 ZEGEN」は、日本の裏社会に生きる天涯孤独な男の壮絶な復讐劇と、男に関わる人々の生き様を描くダークエンタテインメント。本作が連続ドラマ初主演となる阿部は、台本を読んだときの印象について、「一気に読んで自然と泣いちゃった」そうで、「自分が共感しやすい役」であることを感じたという。撮影はこれからということで、「愛という部分が観ている方に伝われば嬉しい」と語った。

第三弾作品「死亡フラグが立ちました!」は、完璧な殺し屋「死神」を追うルポライターの奮闘をコミカルに描くユーモアミステリー。主演の小関は、「(自身の役は)そんなにコメディ色がない。周りや相棒の方が面白い。僕自身、面白くやらなくてよくてホッとしている」と話し、「ツッコミが苦手なので…(笑)」と説明した。

本賞の特別審査員として参加する佐藤は、オファーを受けたときに「なんで俺に?」と思ったというが、「クイズ番組の司会もやってますけど、50歳でやったことのないことをやるのも面白い」と審査員を引き受けたことを明かした。また、佐藤はクリエイターとしても参加し、さらにシリーズ全作品への特別出演も予定しており、「“佐藤二朗を探せ”じゃないですけど、そんな楽しみ方をしていただければ」とコメントした。

役の魅力について聞かれた小関は「本当に普通のイケてないライター」と自身の役を説明しつつ、「自分の好きな女性アーティストがいて、そのポスターに顔をスリスリして『まみた〜ん』と言う。こんなイケてない役はやったことがないはず」とし、本作の見どころのひとつだと笑顔で説明していた。

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「このミス」大賞ドラマシリーズ
2019年7月4日(木)よりシリーズ連続放送・配信開始
カンテレ 毎週木曜日 24:25~24:55(関西ローカル放送)
U-NEXT 毎週木曜日 地上波放送終了後より配信スタート