『沈黙-サイレンス-』イッセー尾形がLA批評家協会賞《助演男優賞》次点の快挙!

ナショナル・ボード・オブ・レビューでトップ10作品と脚色賞に輝き、マーティン・スコセッシ監督がバチカン宮殿でローマ教皇フランシスコ(ローマ法王)と謁見、そして、LA批評家協会賞では、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守を演じた日本人俳優、イッセー尾形が、助演男優賞の次点に選ばれる快挙に! 全世界から熱い注目を集める『沈黙-サイレンス-』から、新たな場面写真が解禁となった。

11月29日に発表された、世界の映画賞レースの前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューでは「トップ10作品」に選ばれ、見事「脚色賞」に輝いた。11月30日(現地時間)には、バチカン宮殿にて司祭のための試写会が行われ、マーティン・スコセッシがローマ教皇フランシスコ(ローマ法王)と謁見、長崎の隠れキリシタンが250年にもわたる弾圧の中守りぬいた17世紀の聖母画「雪のサンタマリア」(日本二十六聖人館蔵)の写真を贈ると、イエズス会派の教皇は「沈黙」を読んだことがあると話し、全世界の注目を集めた。そして、12月4日(現地時間)に発表されたLA批評家協会賞では、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守(いのうえちくごのかみ)を演じた日本人俳優、イッセー尾形が、助演男優賞の次点に選ばれた。この快挙を記念して、イッセー尾形が演じる井上奉行の姿をとらえた場面写真か解禁となった。

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イッセー尾形が演じる井上筑後守とは、残忍な弾圧政策を推し進める危険人物と噂されながら、物腰柔らかなそぶりで宣教師のロドリゴに棄教を迫り、追い詰める狡猾な人物だ。今回解禁された場面写真は、山中で囚われた隠れキリシタンとロドリゴの前に現れ、「転べ」と迫る井上の姿をとらえたシーンだ。猛暑と土埃に閉口しながら、手にした扇子で顔にまとわりつくハエを払っている。

12月4日現地時間にLAで行われた初の一般試写会で700人近い観客の前に登壇したマーティン・スコセッシ監督は、イッセー尾形が演じる井上のキャラクターは、既にオーディションの時に出来上がっていたと語った。「扇子捌き、蠅をピシャリと打つ動作、口の中の埃、彼が意気消沈する瞬間―私たちは皆、お互いに顔を見合わせて『OK』と言ったんだ」

ロドリゴを演じたアンドリュー・ガーフィールドも共演者であるイッセー尾形の演技を高く賞賛する。「ヘビ使いと一緒の部屋にいたようなものだ。あなたはヘビであり、同時に食べられてしまう人でもあった」その演技がいち早く評価されたイッセー尾形の熱演を心待ちにしよう。

若き宣教師ロドリゴが見た想像を絶する日本とは。そして、彼を待ち受ける過酷な運命とは? 映画『沈黙-サイレンス-』は、2017年1月21日(土)全国ロードショー。
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