高杉真宙&宮沢氷魚、互いに「好きです!」と愛の告白『映画 賭ケグルイ』大ヒット御礼舞台挨拶イベント レポート

月刊「ガンガンJOKER」にて連載中で、シリーズ累計500万部を突破した、河本ほむら原作、尚村透作画の大ヒット同名漫画を実写ドラマ化し、個性的なキャラクターと若手俳優たちの振り切った演技が話題となった「賭ケグルイ」。その続編となる「賭ケグルイ season2」が、MBS/TBSドラマイズム枠にて放送され、さらに同キャストによる映画版『映画 賭ケグルイ』が、5月3日より公開中。このほど、5月22日にTOHOシネマズ 日比谷にて大ヒット御礼舞台挨拶イベントが開催され、キャストの高杉真宙、森川葵、宮沢氷魚が登壇した。

本イベントは上映後のトークということで、特に映画公開前、“謎”に包まれてばかりで多くを語ることができなかった宮沢演じる村雨に関する話題で登壇者たちは大盛り上がり。はじめに、宮沢が、映画公開後に「道で声をかけられる機会が増えた」と明かし、「『氷魚くんですよね?』と言われるかと思いきや『天音っち!』とか『村雨』とか『今日は歩火(あるきび/福原遥)さんはいないんですか?』とか…(笑)。いるわけねーだろ!」と困惑しつつも嬉しそうに語ると、高杉は「ああいうクールな役で、すごくカッコいいし、クールそうな人かと思ったら、意外とかわいらしいところがあって、ご一緒していて和みます。(宮沢さんが)『歩火…』と言うときの声がすごく好きです!」と宮沢を大絶賛。宮沢も「(高杉さんが)大好きです!過去の作品を見て、お会いするまで怖い人のイメージがあったんですけど、本当に優しくてこんないい人はいないです」と相思相愛の様子。これには、二人の間に立っている森川は「私、間にいない方がいいですかね(笑)」とやや気まずそうだった。

そんな森川は、劇中での宮沢とのギャンブル対決を振り返りつつ「その節は、申し訳なかったです。うちの矢本悠馬がご迷惑をおかけして…(笑)」と平身低頭。矢本のアドリブを多用した動きに周囲、特に宮沢は笑いをこらえるのに必死だったようで、森川は「矢本悠馬は素敵な役者だけど、何をしてくるか読めないし予測つかない」と説明し、自身の監督不行き届きを改めて謝罪した。宮沢は「(笑わないように)相当、頑張ったよ…。超面白いもん。毎回、違うことやってくるし、しまいにはこっちに絡んでくるし。(矢本さんは)先輩だし、何も言えないけど…(ボソッと)あとでクレーム言れてやろうかと…それくらい面白くてつらかったです」と本音を漏らし、会場は笑いに包まれた。

この日は、映画を見終えたばかりの観客からの質問に3人が回答するコーナーが設けられた。「自分で『あ、これキマった!』と思うシーンは?」という質問に、高杉は自信満々に「オープニングです!オープニングでしかカッコつけられないから(笑)」と即答。一方、森川は、前述のような矢本とのアドリブ合戦の中で、芽亜里が言い放つ「あんた、バケモンだ」というセリフに触れ、「矢本悠馬と遊びすぎて、これ、次のシーンとつながらないぞ!と思って自分で修正をかけました。(結果的にうまくいって)『私、やるな』と思いました(笑)」と振り返った。また、宮沢は「初めて自分の目の色が変わった瞬間」を挙げ「(目の色の変化が)『賭ケグルイ』の醍醐味だし、夢でした。金色になった瞬間、感動して、俺、『賭ケグルイ』に出てる!って初めて実感がわいた」と感激を口にした。

続いて、「他のキャラを演じるなら?」という問いに、高杉は、劇場版で“説明役”を果たすことが多い報道倶楽部の記者・新渡戸九(小野寺晃良)の名を挙げ、「かわいいし、カメラ目線での説明を全力でやりたい!」とコメント。森川は「村雨みたいなクールな役はカッコいい。後ろに光を背負ってゆっくりと(レッドカーペットに)出てきたい」と希望を口にし、宮沢は、意外にも「木渡ですかね?」と矢本がアドリブ全開で演じた木渡潤を熱望。「遊びたい!自由にやりたい!」と意外な願望を明かした。

『映画 賭ケグルイ』
5月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開中
総合演出:英勉
監督:茂木克人 長野晋也
脚本:高野水登 英勉
原作:河本ほむら・尚村透(月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
ドラマ主題歌:BIGMAMA「mummy mummy」(ユニバーサルJ)
映画主題歌:そらる「アイフェイクミー」(Virgin Music)
オープニングテーマ:PasssCode「一か八か」(ユニバーサル ミュージック/USMジャパン)
出演:浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 松田るか 岡本夏美 柳美稀 松村沙友理(乃木坂46) 小野寺晃良 池田エライザ 中村ゆりか 三戸なつめ 矢本悠馬 森川葵
配給:ギャガ

【ストーリー】 二年華組・蛇喰夢子(浜辺美波)は、生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。二人の勝負の期待が高まるなか、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まる。ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させるギャンブルイベント「生徒代表指名選挙」の開催を宣言するのだった―。

©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会