レオナルド・ディカプリオ × ブラッド・ピット クエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告編

クエンティン・タランティーノの9作目の長編監督作となる最新作で、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットの2大スターが共演を果たす『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が8月30日に公開となる。このほど、予告編がお披露目となった。

舞台は、1969年のロサンゼルス。タランティーノ監督がハリウッド黄金時代の最後の瞬間を、自身が育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを、郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本を執筆した。

本作は、現在開催中の第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、現地時間5月21日にワールドプレミアとして世界初お披露目された。タランティーノ監督は1994年に『パルプ・フィクション』でパルム・ドール(最高賞)を受賞し、2004年には同映画祭の審査員長を務めているが、コンペ部門出品は『イングロリアス・バスターズ』以来10年ぶりとなり、25年ぶりのパルム・ドール受賞が注目されている。本作はタランティーノ監督からハリウッドへのラブレターと言われているが、今回のコンペ部門への出品はタランティーノ監督からカンヌへのトリビュートといえる。

予告編は、ハリウッドで俳優として再び栄光を取り戻そうとしている落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、長年彼のスタントマンを務めているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が、映画界の大物風のシュワルツ(アル・パチーノ)にバーで出会うシーンや、演技がうまくいかなかったリックが一人トレーラーの中で毒づくシーンなど、リックが映画界での生き残りを懸けて苦戦しているさまが描かれ、その傍らスタントマンとしてリックと軽口をたたきながらも彼を励ますクリフとの友情も垣間見える。当時の実在の映画のポスターやパロディなど、映画ファンにはたまらないシーンも満載だ。そして、女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)も登場し、この直後に悲劇に見舞われることなど予想だにしない溌溂とした姿をスクリーンで見せている。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
8月30日(金)、全国ロードショー
監督・製作・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ ブラッド・ピット マーゴット・ロビー ルーク・ペリー アル・パチーノ ブルース・ダーン ダコタ・ファニング ジェームズ・マースデン ティム・ロス マイケル・マドセン カート・ラッセル エミール・ハーシュ ティモシー・オリファント ダミアン・ルイス
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント