東京スカパラダイスオーケストラ書き下ろし楽曲が主題歌に!西島秀俊 × 西田敏行『任侠学園』特報映像

昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる、累計45万部突破の今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。その一作を、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化する『任俠学園』の公開日が9月27日に決定した。併せて、本作の主題歌が東京スカパラダイスオーケストラによる書き下ろし楽曲「ツギハギカラフル」に決定し、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、「任俠」シリーズの中でも特に根強く愛され続ける「任俠学園」を映画化。経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校を建て直すため、新しい理事が就任した。現れたのはなんと、曲がった事が大嫌いな昔気質のヤクザ、阿岐本組(あきもとぐみ)。見た目は怖く、荒々しかったが、義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に空気が変わっていく。しかし、金儲けのため、学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられる。

特報映像には、ドスを利かせた声で「行くぞ!」と組員たちを率いる阿岐本組ナンバー2の日村(西島秀俊)や、「シートベルトのルールを守ってやってるんだぞコノヤロー!」と更にドスを利かせた組長・阿岐本(西田敏行)ら、いかついながらもどこか不器用で親近感が湧く地元密着型ヤクザ・阿岐本組の面々に加えて、彼らに振り回されながらも逆に振り回す、個性溢れる共演者たちが演じるキャラクターの姿が映し出される。「わたくしどもがヤクザだってこと、いつ頃分かりました?」と野太い声で迫り寄る阿岐本組長に対し、学園の校長・綾小路(生瀬勝久)が「会ってすぐ」と即答する一幕など、小気味よいテンポでコメディーが繰り広げられる。

主題歌「ツギハギカラフル」を書き下ろした東京スカパラダイスオーケストラは、日本が世界に誇る大所帯スカバンド。コメディー映画への書き下ろしはバンド初の試みとなる。東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦(バリトンサックス)、川上つよし(ベース)、NARGO(トランペット)は、昨年8月から9月にかけて撮影された本作の撮影現場にも訪問し、主題歌へのインスピレーションを得た。音源も特報映像とともに公開され、軽快なサウンドが物語を彩る。

■木村ひさし(監督) コメント
かんばんは。木村ひさしです。主題歌が東京スカパラダイスオーケストラさんだと聞いた時に先ずワクワク。そして出来上がった「ツギハギカラフル」を聞いた時、映画の作品観を見事に表現していると思いワクワク。更には「何だかスタッフ、キャストの事を歌っているみたいだ」と感じてワクワク。そして秋になり皆さんが劇場で「ツギハギカラフル」を耳にした時に、きっとワクワクした楽しい気分になっているだろうなと想像して、僕のワクワクは止まらないのです。

■谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ/主題歌) コメント
社会的に正しいか不適切か、よりも、行動に真心や愛情があるかどうかで物事を判断したい、と常々思ってる自分に、この映画はとっても刺さりました。主題歌「ツギハギカラフル」の歌詞は、価値観の多様化で益々予測できない未来を意識的に楽しもうじゃないか、という気持ちで書かせて貰いました。とっても素敵な映画に参加させて貰えて本当に光栄です。ありがとうございます。皆さんが、この『任侠学園』を思い切り楽しんで下さることを願って止みません。

『任俠学園』
9月27日(金) 全国公開
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「ツギハギカラフル」
出演:西島秀俊 西田敏行 伊藤淳史 葵わかな 葉山奨之 池田鉄洋 佐野和真 前田航基 戸田昌宏 猪野学 加治将樹 川島潤哉 福山翔大 高木ブー 佐藤蛾次郎 桜井日奈子 白竜 光石研 中尾彬 生瀬勝久
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ“阿岐本組”。組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組No.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった。

© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会