佐野勇斗ら“ちい恋バンド”、アカペラで「あなたに」を初披露!『小さな恋のうた』AGESTOCK2019 スペシャルステージレポート

20年経った今もなお、世代・性別を問わず愛され、歌われ続けるMONGOL800の名曲を基にした、佐野勇斗主演の映画『小さな恋のうた』が、5月24日より公開される。このほど、5月19日にマイナビBLITZ赤坂にて開催された「AGESTOCK2019 Spring Festival supported by Pando」のスペシャルステージに、本作のメインキャストである佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁で構成される“小さな恋のうたバンド” (通称:ちい恋バンド)が登場した。

フロアは彼らと同世代の学生たちを中心とした1300人の観客で埋め尽くされ、ちい恋バンドが登場するやいなや、ライブハウス全体に大きな歓声が響き渡った。バンドメンバーはその熱気に応えるように、彼らの初ライブでも大盛り上がりをみせた、ハイテンションでパワフルな楽曲である「DON’T WORRY BE HAPPY」を一曲目に披露。メインボーカルの佐野が観客を煽り、コール&レスポンスが起きるなど、会場のテンションもさらにヒートアップした。

息の合ったパフォーマンスを披露した後のMCでは、彼らが出会ってから1年が経過したことに触れ、その仲良しぶりを語った。今だから言えるお互いの第一印象について、鈴木は佐野に対して「よく会っていた同級生みたいなイメージ。2個上なんだけど、それを感じさせない」と語り、佐野は「仁はそうやって人の懐に飛び込むのが上手いんだよな~」とイチャイチャな様子を見せた。眞栄田は妹役をつとめた山田に対して、「性格や雰囲気が自分と“似ているな~”と思った」と話すと、バンドメンバーからも共感の声が上がり、山田は「ありがとうございます」と笑顔でコメント。森永は鈴木の印象について「クールなイメージがあった」と口にし、それに対して鈴木は「そういった印象をもたれることが多いけど、中身はバカなので(笑)」と謙遜を交えて応え、会場の笑いを誘った。

15分という短いステージでは披露しきれなかったが、「どうしても聞いてほしいので、サビだけ歌います!」と佐野がコメントし、「あなたに」のアカペラバージョンを特別に観客の前で初披露。見事なハモリで観客を魅了した。「映画の中でも大きな意味をもつ曲となっているので、ぜひ劇場でも聞いてください」と、この楽曲に対する想いを吐露した。

最後に「小さな恋のうた」を披露すると、観客たちのボルテージは最高潮に達し、会場全体が手を挙げ、身体を揺らしながら音楽にのる姿がみられた。最後の楽曲を披露し終わると、満員のフロアに向かってメンバー全員で手をつないでお辞儀し、本イベントは大盛況のまま幕を閉じた。

『小さな恋のうた』
5月24日(金) 全国ロードショー
監督:橋本光二郎
脚本:平田研也
出演:佐野勇斗 森永悠希 山田杏奈 眞栄田郷敦 鈴木仁 トミコクレア 世良公則
配給:東映

【ストーリー】 沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔てられた二つの「国」が存在する場所。そこでは、ある高校生バンドが熱い人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観るものを熱狂させるその実力で、東京のレーベルからスカウトを受け、なんとプロデビューが決まる。しかし、喜びの絶頂で盛り上がる彼らに一台の車が突っ込み、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに現れた、一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女。それらによって、止まった時計の針は前に進み始める。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるため、彼らは再び楽器を手に取り立ち上がる。

©2019「小さな恋のうた」製作委員会