西島秀俊、佐々木蔵之介らが大阪でアピール「観にきてや~~~!!」『空母いぶき』大阪道頓堀クルーズイベント レポート

「沈黙の艦隊」「ジパング」のかわぐちかいじによる累計350万部突破のベストセラーコミックを、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で映画化した『空母いぶき』が5月24日より公開される。このほど、5月15日に大阪・道頓堀 とんぼりリバーウォークにてクルーズイベントが行われ、西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、髙嶋政宏、深川麻衣が登壇した。

道頓堀川に空母いぶきをイメージしたステージ船が登場し、事前応募から選ばれた約900名の観客と一目でも見ようと集まった多くの人々の拍手と大歓声の中、本作主演の西島秀俊に続き佐々木蔵之介、本田翼、髙嶋政宏、深川麻衣の5名が登場。会場が悲鳴のような歓声に包まれる中、一言ずつ挨拶した。

■西島秀俊
皆さん、こんにちは。このような天気のいい日にこうやって皆さんと直接会えてお話出来て本当にうれしいです。たくさんの方々に温かく迎えていただいて本当に感謝しています。ものすごく皆さんの顔がはっきり見えます(笑)。不思議な感じですが、今日は時間いっぱいたくさんお話ししますので宜しくお願いします。

■佐々木蔵之介
こんにちは。いや~大阪は熱いなぁ!この状況は僕、テレビの映像でしか見たことない絵面なんですよね(笑)。 こういうことなのかと。今日はたくさん集まっていただいて本当に感無量です。お暑い中ありがとうございます、楽しんでいってください!

■本田翼
今日は皆さんとこんな近い距離でイベントが出来てうれしいです。あと、私はいつも大阪の駅にいるので(大阪メトロのCMに出演中)よかったらチェックしてみてください。よろしくお願いします!
 
■高嶋政宏
こんにちは。いや~本田さん日焼け大丈夫ですか?やばいですよ、逃げ場もないし…。しかし私、たこ焼きがめちゃくちゃ好きなんでうれしいですねぇ、大阪に来れて!大阪に来るときは日帰りが多いんですがいつも新大阪の駅で冷凍の明石焼きを買って帰ります。おいしいんですよ。時間がないので残念ですが本当は居酒屋ながほりとかカドヤ食堂のラーメンとか食べたいですけどね。(横から映画の話してくださいとツッコミが)映画の話ね!『空母いぶき』素晴らしい映画なので是非、皆さん劇場へお越しください!

■深川麻衣
大阪の皆さん、こんにちは。大阪にはお仕事で度々お邪魔させていただくのですが今日は本当に見たことがない光景にドキドキしています。限られた時間ですがどうぞよろしくお願いします。

挨拶の後、今乗っている船が“空母いぶき”仕様で約14分の1サイズですが、と振られた西島は「ちゃんとスキージャンプ型にもなっていて、ビックリしました」とコメント。するとすかさず佐々木が「大阪はね、カニを何十倍にしたり、ふぐを何倍にもしたりするんですよ」と大阪名物である特大看板をいじり、「でも今回の船は小さくするという、大阪風に言うとこれはたこ焼きの舟を何十倍にしたみたいな感じですかね」とお客さんの笑いを誘った。

また、この船の乗り心地を聞かれ、本田は「前を向いても横を向いても後ろを向いても、みんなに会えるので嬉しいです」とコメント。深川も「大阪に来た時はいつも橋の上から川を眺めているのですが、今こうやって船から皆さんの顔を見上げているのはとても不思議な気分です」と話していたら、髙嶋が「実は今日、コンタクトを忘れてしまいまして…正直何も見えていないんです(笑)。お客さんがどのような顔をして見て頂いているのか。きっとべっぴんさんばかりなんでしょうね。残念です(笑)」と続け、会場からは笑いと共に拍手が起こった。

映画の見どころの話に移り、「この映画を観て、本当に戦争っていけないんだなってつくづく思いました。来てほしくないけれど、来るべきそういう瞬間に備えなくてはいけないのかなと思うぐらい、今の世界を描いた映画です」と髙嶋が語ったのを受け、本田も「当たり前の日常を守ってくれている人がいる事を知れる映画です」とコメント。西島は「現役の自衛官の方々に話を聞き、皆さん本当に大変な任務に就いていらっしゃいますが、家を出る時には必ず笑顔で家を出ると仰っていました。こういった方々のおかげで、いまこうやって平和に過ごせているのだと改めて感じます。日本にかつてない危機が訪れてそれにどう立ち向かっていくかという手に汗握る映画です。とにかく楽しんで頂いて、映画館を出た後に、平和に過ごしてるかけがえのない時間の大切さを感じて頂けたらこんなに幸せな事はありません」とそれぞれ映画の見どころを語った。

最後に「せっかく大阪にお越しいただいたので、関西弁でメッセージをお願い出来ますか?ぶっつけ本番で!」と急遽MCからの無茶ぶりが。ああでもないこうでもないとみんなで相談を始め「改めて関西弁で、って言われると恥ずいですよ!(佐々木)」と頭を悩ませていたが、最後には西島からお客さんも入れてみんなでやろう!と艦長役らしい提案が。そして、「空母いぶき」の掛け声に続き、約5000人の観客とともに「観にきてや~~~!!」の絶叫とともにイベントを締めくくった。

『空母いぶき』
5月24日(金)全国ロードショー
監督:若松節朗
原作・監修:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中、協力:惠谷治)
脚本:伊藤和典 長谷川康夫
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊 佐々木蔵之介 藤竜也 村上淳 石田法嗣 戸次重幸 市原隼人 平埜生成 金井勇太 工藤俊作 千葉哲也 山内圭哉 和田正人 玉木宏 横田栄司 髙嶋政宏 堂珍嘉邦 袴田吉彦 渡辺邦斗 佐藤浩市 益岡徹 中村育二 吉田栄作 三浦誠己 本田翼 斉藤由貴 片桐仁 土村芳 中井貴一 深川麻衣 伊達円祐 小倉久寛 岩谷健司 今井隆利
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ