『X-MEN』（2000）以来6作品が製作され、ミュータントたちと世界を危機に陥れる強大な敵の時空を超える壮絶な戦いを描く『X-MEN』シリーズ。その最新作『X-MEN：ダーク・フェニックス』が、6月21日より公開される。このほど、20年近くにわたる本シリーズのダイジェストに併せて、本作で主演を務めるソフィー・ターナーやウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンなどこれまで出演したキャストたちが、シリーズの歴史と最新作について語る特別映像「X-MEN／レガシー」編がお披露目となった。
本映像は、世界公開を前に開催された“X-MEN DAY”（LA時間5月13日／日本時間5月14日）のために用意された貴重な映像。X-MENシリーズの伝説を祝して世界規模で展開されるイベント“X-MEN DAY”には、このレガシー映像のほか様々なコンテンツが解禁される予定だ。
映像では、ヒュー・ジャックマンがシリーズの皮切りとなった『X-MEN』について語る。彼が演じたウルヴァリンは、X-MENを引っ張る存在として重要な役回りとなり、3作のスピンオフ作も生まれた人気キャラクターとなった。続けて、マグニートーを演じるマイケル・ファスベンダーも「新しい魅力があった。今までと違うぞってね」と彼のキャリアの中でも衝撃的なシリーズだったと述べる。
そして、パトリック・スチュアートとジェームズ・マカヴォイが演じたプロフェッサーXが登場。さらにジーン・グレイ（ソフィー・ターナー）、マグニートー（イアン・マッケラン）、レイブン（ジェニファー・ローレンス）、サイクロップス（ジェームス・マースデン）、ビースト（ニコラス・ホルト）、ストーム（ハル・ベリー）とシリーズで活躍した主要キャラクターたちが次々と現れ、長きにわたるシリーズの軌跡をスピーディーに紹介。「全てのキャストが素晴らしい」とジャックマンが語る通り、キャラクターイメージにぴったりのキャスティングとなった。
初期3部作でプロフェッサーXを演じたスチュアートは「このシリーズを後世に残したい。伝説となるキャラクターたちの物語だ」と、個性的なミュータントたちが生み出す本作のエモーショナルなドラマが、アメコミ映画史に残る伝説になると称賛。ジャックマンとスチュアートの二人は、映画史上最も同じキャラクターを演じた役者としてギネス記録にも認定されている。『X-MEN』シリーズは超人的なパワーを持つ人類である「ミュータント」集団を描いており、ごく普通の人々とのギャップに苦しむ彼らについて、ストームを演じたハル・ベリーは「X-MENはそれぞれ個性的」と紹介、ターナーが「彼らは疎外されている」と述べ、ファスベンダーが「だからこそ団結する」と続け、それぞれのパワーを生かしチームとなって人類を救うために戦う姿が映し出される。
ジャックマンは「『X-MEN』はアメコミ映画を変えた」と、『X-MEN』がそれまでのアメコミ作品の常識を覆し、以降の作品の礎になったといっても過言ではないと振り返る。マカヴォイは「他のヒーロー映画と違って感情を揺さぶられる。特に登場人物の関係性にね。『X-MEN』シリーズは唯一無二だ」と解説。ミュータントである彼らは、ごく普通の人々と変わらない感情を持つ存在だからこそ観客の共感を呼び、ジャックマンは「架空のキャラクターだが、彼らは“人間”くさい」と指摘している。
本作で主演を務めるターナーは、「ジーンはダーク・フェニックスになるの。究極の戦いになる」と､シリーズ最終章には壮大なバトルが用意されていることを示唆。ジーン・グレイが史上最強のヒーロー〈ダーク・フェニックス〉へと覚醒していく映像はまさに圧巻だ。さらに、シリーズの歴史に名を連ねた喜びを語る。最後にX-MEN立ち上げメンバーの一人であるビーストを演じるニコラス・ホルトが「ファンにはもっと盛り上がって欲しい」と、集大成へのさらなる期待をあおり締めくくった。
『X-MEN：ダーク・フェニックス』
6月21日（金）全国ロードショー
監督：サイモン・キンバーグ
出演：ソフィー・ターナー ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー ジェニファー・ローレンス ジェシカ・チャステイン
配給：20世紀フォックス映画
【ストーリー】 X-MENリーダー、プロフェッサーXの右腕としてメンバーからの信頼も厚い優等生ジーン・グレイ（ソフィー・ターナー）は、ある日、宇宙ミッションでの事故でダークサイドが増幅、抑え込まれていたもう一つの人格＜ダーク・フェニックス＞を解き放ってしまう。それは制御不能な最大の悪となり、ジーン自身にもコントロールできず暴走。地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。X-MENは世界の滅亡を止めるためには仲間のジーン＝＜ダーク・フェニックス＞を殺すしかなく思い悩むがもとより、最強と化した彼女に立ち向かう術はなかった―。ジーンは世界を、X-MENを破滅させてしまうのか―？
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
