【これは楽しみ!】『フルハウス』のプロデューサーがサンフランシスコにあるタナー家のおうちを購入!

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The Hollywood Reporter

1987年の放送開始以来、長くファンに愛され続けているシットコム『フルハウス』のプロデューサーであるジェフ・フランクリンは、サンフランシスコのブロデリック通り1709番地にある、タナー家の外観として実際に撮影に使用した家を購入した。その物件は5月に415万ドル(約4億5650万円)で売りに出ていた。彼はその家を新シリーズ『フラーハウス』の撮影に使うことも考えていて、さらに「番組の記念日に特別なことをしたい」と言うが、いったい何を計画しているのだろうか? The Hollywood Reporterが伝えている。

1883年に建てられたチャールズ・ルイス・ヒンケルの家は、イタリア式ビクトリア様式の建築物で、フランクリンが30年ほど前にタナー家の住居の外観として探し出した家だ。中は2500平方フィート(約233平方メートル)ほどの広さがあり、4つの寝室と4つのバスルームがある。不動産業者が“洗練”と表現するような最近のリフォームではなく、フランクリンはタナー家が実際に住んでいるかのように見える内装を行ない、『フルハウス』にマッチするインテリアにするつもりだ。

「この家が売りに出ていて、私が買わなければ!と思ったんだ」とフランクリン。「この家にはいろんな思いがあるんだ。この家は『フルハウス』の一部であるし、ファンのために保存できることをすばらしく思うよ。本当に、この家を所有できてうれしいんだ」

もうひとつ、彼が喜んでいることがある。この建物に再び赤いドアを付けられたことだ。前の所有者はドアを薄いグリーンに塗っていた。しかしフランクリンは新所有者としての最初の仕事として、ドラマと同じ赤い色に変更するよう注文した。「毎日だいたい250人のファンがやってきて、この家の前で写真を撮っていくんだよ」「今、この家はまさにタナー家族が住んでいたときと外観はそっくりそのまま同じだから、ファンにとっては前(ドアの色が違う頃)よりずっと楽しいだろう。ファンにとってすばらしいプレゼントであると同時に、持ち主の私にとっても楽しいことなんだ」

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しかし、ファンは訪問を急いだほうがいいだろう。その赤いドアは一時的に外されてしまうそうだ。「内部を少し工事するのと、建物を安全にするために耐震補強をしなければならないんだ。この家の基礎はいまだに1883年に作られた当時のレンガのままなので、家全体でいまの基準に合わせるための工事が必要なんだ」「多分、6ヶ月くらいかかって、その間は赤いドアは取り外されるんだ。傷つけたくないからね」

1987年の初めにドラマの撮影を開始する前、タナー家族の住居を選ぶためにロケーション・マネージャーがサンフランシスコを訪れ、この1軒の家を選んだことを思い出したフランクリン。「私はタナー家族にこういったクラシックなビクトリア様式の家に住んでほしかったんだ。どういうわけか、この家が目にとまったよ。ほかにも候補はたくさんあったけど、この家が勝ったんだ」

フランクリンは当時、撮影許可を得るために所有者に500ドル(約5万5000円)くらいを払ったことを笑って話す。「私たちはそのあと何年間もその家に戻ってくる必要はなかったけど、そのときの所有者は訪ねてくるファンに困らされたようで、それからは協力的な雰囲気ではなかった」。次の所有者もファンが見物で押し寄せることにストレスを感じていた。それにより、「私たちが1987年の4月に撮影して以来、誰も家を撮影することを許してくれなかったんだ。視聴者は同じ車が家の前を通り過ぎるのを29年間も見続けている。新しい車が家のそばを通っていくのを見るのは実に気持ちがいいだろうね!」と言う。

新しい所有者として、フランクリンは部屋をNetflixで配信されている新作『フラーハウス』の撮影で使うことを考えている。『フラーハウス』は全世界で2月にスタートし、待望のシーズン2が12月9日から配信される。彼はシーズン3の製作が今後決まって、この家の周辺で撮影する許可を出すことを楽しみにしている。

「私がこの家を所有しているという事実をうまく利用して、あそこで撮影を行ない、できればキャストもあそこに呼んで撮影をしたいね」と彼は話す。そして、もうすぐやってくるこの番組の記念日には、もっとプライベートなやり方にはなるが、何かできないかと計画していることを付け加えた。『フルハウス』は1987年9月22日にアメリカで初回放送されたので、2017年9月22日が30周年の記念日になるのだ。

「すべての工事が終わるのが、ちょうどそれくらいの時期になりそうなんだ。だからキャストをみんなこの家に呼んで、気軽なパーティをしたいんだ。そしたらみんなが車で通りかかって、タナー家がその日だけは本当にそこに住んでいるようすが見られるだろ? すごく面白いじゃないか!」

そのときまでに、赤いドアは戻されているだろうし、見た目や窓なんかもドラマそのままになるだろうとフランクリンは言う。LAに自宅がある彼は、この建物を公共に貸し出すことも考えている。「空き家にしておくのはもったいないよ。この家は貸しに出すつもりだけど、いまのところは全部未定だ。早く何とかしたいね」

12月5日(月)に行なわれるジャパンプレミアイベントには、ジェフ・フランクリンも参加予定だ。そして『フラーハウス シーズン2』は12月9日(金)より全世界同時ストリーミングスタートとなる!