第75回ベネチア国際映画祭 最優秀男優賞受賞!孤独の中に生きた画家・ゴッホを描く『永遠の門 ゴッホの見た未来』ショート予告編

主演のウィレム・デフォーが第75回ベネチア国際映画祭最優秀男優賞受賞、第91回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル監督最新作『At Eternity’s Gate』(原題)が、邦題『永遠の門 ゴッホの見た未来』として11月8日より公開される。このほど、本作のショート予告編がお披露目となった。

本作が描くゴッホは、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きる。そんな彼は、唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたポール・ゴーギャンと出会い、のちに共同生活の破綻を経験する。そして、いまだ多くの謎が残る死に至る。生きているうちに誰にも理解されなくとも、自分が見た“世界の美しさ”を信じ、筆を握り続けたゴッホ。本作は、不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、圧倒的映像美で描く。

シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめた主人公フィンセント・ファン・ゴッホを演じたウィレム・デフォーは、本作で第75回ベネチア国際映画祭 最優秀男優賞、サテライト賞最優秀主演男優賞(ドラマ部門)に輝き、さらに、第91回アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートを果たした。そのほか、第76回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、放送批評家協会賞主演男優賞、フロリダ映画批評家協会賞主演男優賞ほか数々の賞にノミネートされるなど、世界で高い評価を獲得する。

ショート予告編は、冒頭より“ゴッホが見た”世界の美しさを捉えており、観る者を一瞬にして惹きつける。そして、大自然に身を置き、木々を描く姿、日本でも有名な「医師ガシェの肖像」を描く姿からは、「生まれながらの画家」ゴッホを、主演のデフォーが実際に筆を入れながら熱演している様子がうかがえる。また、ゴーギャンを演じたオスカー・アイザックや牧師を演じたマッツ・ミケルセンなど豪華キャストも映像に彩りを加える。

『永遠の門 ゴッホの見た未来』
11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ウィレム・デフォー オスカー・アイザック マッツ・ミケルセン マチュー・アマルリック
配給:ギャガ 松竹

【ストーリー】 幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係が築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)。才能を認め合ったゴーギャン(オスカー・アイザック)との共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件で幕を閉じることに。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何をみていたのか―。

© Walk Home Productions LLC 2018