長渕剛、20年振りの映画に「最高。笑顔の絶えない毎日」映画『太陽の家』メインキャスト発表記者会見レポート

長渕剛が20年振りにスクリーンに蘇る、映画『太陽の家』が2020年公開予定。このほど、4月25日にユナイテッド・シネマ豊洲にて本作のメインキャスト発表記者会見が行われ、キャストの長渕剛、飯島直子、山口まゆ、潤浩、広末涼子、瑛太、権野元監督が登壇した。

神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾を演じた長渕。20年ぶりの映画の現場について聞かれた長渕は「20年ぶりと言われるのがすごく嫌で(笑)。遊んでたみたいでしょ(笑)? つまり忙しかったんだけど」と笑いつつ、久しぶりの現場は「最高ですね。撮影スタッフも笑顔の絶えない毎日で。こんな共演者の綺麗な方々に囲まれて。瑛太とも共演できて。とても楽しい現場だった」ことを明かした。

信吾の妻役を演じた飯島は、「夫を手のひらで転がしている役。本当に楽しく転がさせてもらってます」と笑顔。「こんなことでもない限り、長渕さん転がすようなことはできない(笑)」と得意げに話した。

保険会社の営業ウーマン、池田芽衣を演じた広末は、「長渕さんと共演するなんて想像もしていなかった。本当に光栄です」とニッコリ。長渕との共演シーンで「カットがかかっても恥ずかしいぐらい涙が止まらなくて(笑)。私の人生にもこんなに親切な他人がいてくれたら良かったなと(笑)」と温かい雰囲気の現場を振り返った。

小学生の頃から長渕に影響されていたという瑛太。「剛さんの生き様に強烈な影響を受けて、ギターを覚えて剛さんの歌を歌って」いたそうで、挫けそうになった時も長渕の歌に助けられてきたことを告白した。

飯島は長渕の意外な一面について「優しい。不機嫌なところを見たことがない。いつも怒ってると思っていたら、気遣いがすごい」と驚いた様子。広末も「男気、強さ、熱さというイメージだったんですけど時々チャーミング。(長渕の)『棟梁です!』というセリフの時の動きに、目を疑いました(笑)。すごくチャーミングなので、お楽しみにしてください!」と絶賛した。

温かいファミリーと共に約一ヶ月間、撮影をしたという長渕。「実は人知れず、待ち時間の間に涙した」そうで、「俺の人生にも、こういうことあるのかな…って(笑)。父母のことを思い出したり、妻や子供のことを思い出したり…」と感慨深い表情を浮かべて現場を振り返っていた。

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『太陽の家』
2020年全国公開
監督:権野元
脚本:江良至
出演:長渕剛 飯島直子 山口まゆ 潤浩 広末涼子 瑛太
配給:REGENTS

【ストーリー】 神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾(長渕剛)。普段はサングラスに強面風な川崎は、やんちゃで人情味の厚い男。そんな川崎が現場で木と向き合えば、職人気質なオーラを放つ。年頃の娘としっかり者の女房と幸せに暮らす川崎だが、そこは男、好みの女性には少々弱い。いつものように弟子の入江たちと現場で仕事に励んでいるところに川崎が無視できない保険会社の営業ウーマンが通りかかる。彼女の名前は池田芽衣。独身だと思っていた芽衣には、息子が一人。シングルマザーだった。父親を知らずに育った少年・龍生が気になる川崎。俺が男にしてやる、とばかりに、川崎の血が騒ぐ。半ば強引な川崎になかなか懐かない龍生だったが、徐々に男同士の触れ合いができるまで心を開いていく。そんな折、川崎はこの親子に家を作ろうと思い立つのだが、そんな父親の様子にどうも納得がいかない、娘と妻と弟子たち。しかし周りの不穏な空気も気にせず、家づくりに没頭する川崎の前に、突如龍生の父と名乗る男が現れる。

Ⓒ2019映画「太陽の家」製作委員会