厚生労働省とタイアップ!「認知症への理解」をポスターで周知 蒼井優 × 竹内結子 × 松原智恵子 × 山﨑努『長いお別れ』

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努の共演で、直木賞受賞作家の中島京子による同名小説を映画化する『長いお別れ』が、5月31日より公開される。このほど、本作が厚生労働省とタイアップすることが決定し、行政の施策の普及、啓発メッセージを掲載したタイアップポスターがお披露目となった。

本作は、認知症の父と過ごす7年間の日々を、時に泣き、笑い、悩みながら前に進んでいく“東(ひがし)家”の物語。父、昇平の70歳の誕生日会で、久しぶりに集まった娘たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。日に日に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも、向き合うことで自分自身を見つめ直していく家族たち。そしてある日、家族の誰もが忘れかけていた“愛しい思い出”が昇平の中に今も息づいていることを知る。

近い将来65歳以上の高齢者の約5人に一人が発症するという(出展:厚生労働省)認知症。少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく。その様子からアメリカでは「LongGoodbye(長いお別れ)」とも表現される。

本作と厚生労働省のタイアップは、認知症への理解を深めることを目的として決定した。「大切な人が認知症になったら―」というコピーが記されたタイアップポスターには、認知症の人とその家族の方々に少しでもやさしい地域づくりを、という想いが込められている。本ポスターは都道府県や市町村、社会福祉協議会の各施設にて順次掲載される予定。

『長いお別れ』
5月31日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:中野量太
原作:中島京子「長いお別れ」(文春文庫刊)
脚本:大野敏哉
主題歌:優河「めぐる」
出演:蒼井優 竹内結子 松原智恵子 山﨑努 蒲田優惟人 中村倫也 北村有起哉 杉田雷麟 松澤匠 清水くるみ 倉野章子 不破万作 おかやまはじめ 池谷のぶえ 藤原季節 小市慢太郎
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 父、昇平(山﨑努)の70歳の誕生日。久しぶりに集まった娘たち、芙美(蒼井優)と麻里(竹内結子)に母・曜子(松原智恵子)から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。それぞれの人生の岐路に立たされている姉妹は、思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない父の愛情に気付き前に進んでいく。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは―。

©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋