合田雅吏 主演 村の復興に命を懸けた二宮金次郎の生き様を描く映画『二宮金次郎』6月公開!

勤勉少年として有名な二宮金次郎が、青年となり村の復興に身を捧げた姿を描く、合田雅吏が主演を務める映画『二宮金次郎』が、6月1日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

幼い頃、両親が早死にし、兄弟とも離れ離れになった二宮金次郎。青年になった金次郎は、小田原藩主に桜町領(現・栃木県真岡市)の復興を任され、“仕法”と呼ばれる独自のやり方で村を復興させようとする。金次郎が思いついた新しいやり方の数々は、一部の百姓たちには理解されるが、保守的な百姓たちの反発に遭う。そんな中、小田原藩から新たに派遣された侍・豊田正作は、百姓上がりの金次郎に反発を覚え、次々と邪魔をし始める。

主人公・金次郎を演じるのは、ドラマ「水戸黄門」の格さん役でお馴染みの合田雅吏。金次郎を支える妻・なみには、NHK連続テレビ小説「あぐり」の田中美里、敵役・豊田正作には、舞台を中心に活躍している成田浬(かいり)、小田原藩主・大久保忠真(ただざね)役に榎木孝明、反発する百姓・五平役に、本作でのシリアスな演技で驚くほどの新境地を見せる柳沢慎吾、成田山新勝寺伝説の貫主・照胤役に田中泯。このほか、金次郎の伯父・二宮万兵衛役に渡辺いっけい、服部十郎兵衛役に石丸謙二郎、斎藤平左衛門役に綿引勝彦らベテラン実力派俳優たちが脇を固め、さらに、人気お笑いコンビ・カミナリの竹内まなぶ、石田たくみが、本作で映画デビューを飾っている。

監督を務めるのは、『地雷を踏んだらサヨウナラ』、『長州ファイブ』の五十嵐匠。プロデューサーと脚本は、『武士の家計簿』の永井正夫と柏田道夫のコンビが再タッグを組んだ。また、音楽は『半落ち』で日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞の寺嶋民哉、撮影は『蝉しぐれ』で同優秀撮影賞受賞の釘宮慎治とベテラン映画人が集結した。

■合田雅吏(二宮金次郎役) コメント
『100年残る映画にしたい。しなくてはいけない』この作品のお話をいただき台本を読んでそう思いました。なぜか?二宮金次郎という革命家の考え方や実施したことに驚き、衝撃を受けたからです。それは没後160年以上たっても全く色褪せない、むしろ現代の方が必要としていると思わせる内容でした。この革命家の生きざまを一人でも多くの人に知ってほしい。それが、撮影を終えて今、思うことです。土を愛した金次郎先生に少しでも近づけるようにと金次郎のそして自分の地元でもある小田原で田植えや稲刈りも経験しました。私が金次郎を生きた時間はごくわずかな時間ですが濃密な時間でした。スタッフ、共演者そして金次郎先生と共に過ごしたこの濃密な世界を皆さんに観ていただけたら嬉しいです。

『二宮金次郎』
6月1日(土)より東京都写真美術館にて公開ほか全国順次公開
監督:五十嵐匠
原作:三戸岡道夫「二宮金次郎の一生」(栄光出版社刊)
脚本:柏田道夫
音楽:寺嶋民哉
出演:合田雅吏 田中美里 成田浬 榎木孝明 柳沢慎吾 田中泯 犬山ヴィーノ 長谷川稀世 竹内まなぶ(カミナリ) 石田たくみ(カミナリ) 渡辺いっけい 石丸謙二郎 綿引勝彦
配給:株式会社映画二宮金次郎製作委員会

【ストーリー】 幼い頃、両親が早死にし、兄弟とも離れ離れになった二宮金次郎。青年になった金次郎(合田雅吏)は、文政元年(1818年)、小田原藩真(榎木孝明)に桜町領(現・栃木県真岡市)の復興を任される。金次郎は、「この土地から徳を掘り起こす」と、“仕法”と呼ぶ独自のやり方で村を復興させようとするが、金次郎が思いついた新しいやり方の数々は、金次郎の良き理解者である妻・なみ(田中美里)のお蔭もあり、岸右衛門(犬山ヴィーノ)ら一部の百姓たちには理解されるが、五平(柳沢慎吾)ら保守的な百姓たちの反発に遭う。そんな中、小田原藩から新たに派遣された侍・豊田正作(成田浬)は、「百姓上がりの金次郎が秩序を壊している」と反発を覚え、次々と邪魔をし始める。はたして、金次郎は、桜町領を復興に導けるのか?

(c)映画「二宮金次郎」製作委員会