松坂桃李演じる主人公の運命を変える二人の女性、木村文乃&芳根京子の場面写真『居眠り磐音』

シリーズ累計発行部数2000万部を突破した佐伯泰英による名作を、時代劇初主演の松坂桃李、本木克英監督で初映画化した『居眠り磐音』(いねむりいわね)が、5月17日より公開となる。このほど、松坂桃李演じる磐音の江戸での暮らしを支えるおこん役の木村文乃、許嫁として磐音を想い続ける奈緒役の芳根京子の場面写真がお披露目となった。

主人公・坂崎磐音役には、映画『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞や第61回ブルーリボン賞助演男優賞、第92回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞など数々の映画賞を受賞し、さらに注目が集まる松坂桃李。本作で時代劇初主演を務める。

浪人暮らしとなった磐音が江戸で身を寄せる金兵衛長屋の娘・おこん役には、「ボク、運命の人です。」、「99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ」など様々なドラマで活躍し、「大奥」シリーズ完結作となる主演ドラマ「大奥 最終章」が控え、松坂とは5度目の共演となる木村文乃。美人で気風がよく世話好きな深川娘・おこんは、穏やかで優しいが、剣も立つ磐音に少しずつ惹かれていく。

そして、磐音の許婚として祝言を間近に控えながら、悲しい運命に翻弄されてしまう小林奈緒役を、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインに抜擢され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根京子が演じる。

場面写真は、おこん(木村文乃)の快活さ、奈緒(芳根京子)の一途さが表情から感じられるカットと、磐音(松坂桃李)の背に隠れ不安そうな表情を見せるおこん、侍姿の磐音の隣で幸せそうな笑顔を見せる奈緒という、それぞれの2ショット。

『居眠り磐音』
5月17日(金)より全国ロードショー
監督:本木克英
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」(文春文庫刊)
脚本:藤本有紀
音楽:髙見優
出演:松坂桃李 木村文乃 芳根京子 柄本佑 杉野遥亮 佐々木蔵之介 陣内孝則 谷原章介 中村梅雀 柄本明
配給:松竹

【ストーリー】 主人公・坂崎磐音(松坂桃李)は人情に厚く、礼節を重んじる好青年で、春風のように穏やか。剣の達人ではあるが、その剣術は日向ぼっこで居眠りする老猫のようで、眠っているのか起きているのかわからないことから「居眠り剣法」と呼ばれていた。江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に3年ぶりに戻った磐音と幼馴染の小林琴平(柄本佑)、河井慎之輔(杉野遥亮)。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁ぎ、また磐音も、琴平と舞の妹・奈緒(芳根京子)と祝言を控えており、3人は幼馴染以上の深い絆で結ばれていた。ところが、磐音と奈緒の祝言の運びになった時、慎之輔が「妻・舞が不貞を犯した」という噂を聞き、舞を斬ってしまう。それに激高した琴平は慎之輔に噂を吹き込んだ人物、さらには慎之輔をも斬るという凄惨な展開に。琴平は罰せられることとなり、磐音が琴平を討ち取るよう命じられてしまった。決死の闘いで琴平を討ち取った磐音は実の兄を殺した以上、奈緒と一緒にはなれないと、奈緒を残し脱藩することを決意。すべてを失い、江戸へ向かった―。江戸で浪人として長屋暮らしを始めた磐音は、収入源がなく家賃の支払いも滞るように。見かねた大家の金兵衛(中村梅雀)に鰻割きの仕事や、両替商・今津屋の用心棒の仕事を紹介してもらい、なんとか生活の工面をしていた。穏やかで優しいが、剣も立つ磐音は次第に周囲から頼られる存在になっていき、今津屋の女中で金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるなど江戸での暮らしも慣れ始めてきた。そんな折、今津屋が南鐐二朱銀をめぐる騒動に巻き込まれ、磐音は用心棒として今津屋を守るために立ち向かう―。

©2019映画「居眠り磐音」製作委員会