牛尾憲輔が劇伴を担当!サウンドトラックはLP盤&配信でリリース!斎藤工 × 白石和彌監督『麻雀放浪記2020』

250万部を超える阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」が、和田誠監督による映画化以来35年ぶりに再び映画化され、斎藤工が主演を務める『麻雀放浪記2020』が、4月5日より公開される。このほど、本作の劇判を、電子音楽家・牛尾憲輔が担当することが発表された。

本作では、1945年の戦後を舞台にした原作の精神を盛り込みながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジ。物語は、2020年の新たな“戦後”、東京オリンピックが中止となった“未来”を舞台に展開する。主演は、映画版『麻雀放浪記』を傑作の1つと公言している斎藤工。1945年から2020年へとタイムスリップしたギャンブラーの主人公・“坊や哲”を熱演する。監督は、『凶悪』(2013)や『孤狼の血』(2018)などを手掛けた日本映画界のトップランナー、白石和彌が務める。

テクノロジーに支配された近未来を描いた本作の劇伴を担当するのは、電気グルーヴのサポートメンバーとしても活躍し、agraph(アグラフ)としても精力的に活動する牛尾憲輔。パソコンを使用した打ち込みや、シンセサイザーでの楽曲制作を得意とし、これまでに『聲の形』や『リズと青い鳥』、『モリのいる場所』などの劇伴を手掛け、高い評価を得てきた。静謐な響きの中で刻まれるしなやかなリズムと深く研ぎ澄まされた抒情的な牛尾のサウンドは、舞台となる2020年の日本を壮大に映しながらも、そこへ突如やってきた坊や哲の心情と見事にリンクし、観る者を作品の真髄へと引き込んでいく。

また、本作のサウンドトラックは、CDではなく、LPと配信でリリース。昭和の音楽シーンを象徴するレコードで、現代の音楽シーンを牽引する屈指のエレクトロニックサウンドを聴くことができ、まさに“アナログ”と“デジタル”の融合は、これまでにない別次元の音楽体験・映画体験をもたらす。さらに、映画公開に先駆けて、3月29日よりLP収録曲に加えて全ての劇伴曲を詰め込んだ配信アルバムがリリースされる。

■牛尾憲輔 コメント
このサントラは哲と共に戦い、破れ、そして立ち向かった記録であり、文字通り昭和と未来を股にかけた男の記録です。巨大な物語に音楽をつける長い旅がようやく結実しました。是非楽しんで頂けますよう祈っております。

■白石和彌監督 コメント
『麻雀放浪記2020』のサントラがLP盤になると聞き、これ以上ない喜びです。この物語に曲をつける作業という無理難題はまさしく時空をデジタルとアナログの間を彷徨う終わりのない放浪の旅だったと思います。そのおかげもあって、『麻雀放浪記2020』は近年の日本映画にないスペクタクルを獲得した映画になってくれました。牛尾さんの魂の苦しみと叫びを是非とも聞いて下さい。

■サントラ情報
配信アルバム:「麻雀放浪記2020」オリジナル・サウンドトラック-完全版-(音楽:牛尾憲輔)
3月29日(金)配信スタート
収録曲:全42曲

限定LPレコード:「麻雀放浪記2020」オリジナル・サウンドトラック(音楽:牛尾憲輔)
4月13日(土)発売
定価:¥3,500+税
発売元:ディスクユニオン
収録曲:全20曲

『麻雀放浪記2020』
4月5日(金) 全国ロードショー
監督:白石和彌
原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)
出演:斎藤工 もも(チャラン・ポ・ランタン) ベッキー 的場浩司 岡崎体育 ピエール瀧 音尾琢真 堀内正美 小松政夫 竹中直人
配給:東映

【ストーリー】 主人公・坊や哲(斎藤工)がいるのは、2020年の“未来”。なぜ?人口は減少し、労働はAI(人口知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている…。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった…嘘か?真か!?1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは!?

(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会