伊藤健太郎、ピーター・ファレリー監督から太鼓判「いつか僕とお仕事を」映画『グリーンブック』アカデミー賞受賞記念 監督来日緊急会見レポート

1960年代のアメリカを舞台に、人種差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストと、粗野で無教養のイタリア系用心棒兼運転手の旅を描き、第91回アカデミー賞で作品賞ほか3部門に輝いた『グリーンブック』が3月4日より公開中。このほど、3月5日にザ・リッツ・カールトン東京にてアカデミー賞受賞記念 監督来日緊急会見が行われ、本作でメガホンを取ったピーター・ファレリー監督と、アカデミー賞授賞式前から本作の受賞を予想していたという俳優の伊藤健太郎が出席した。

来日したファレリー監督は、前日に食べた鉄板焼きが気に入ったようで「人生最高の食事をした」と興奮気味。改めてアカデミー賞を受賞した感想について「やっと実感が湧いてきた。まさか一生のうちにアカデミー賞を受賞するとは、考えてもみなかった」とコメントした。

イベントの途中、伊藤が受賞のお祝いに駆けつけた。普段から車が好きだという伊藤は、ファレリー監督に「(作品の中で使った)車は、ほかに候補があったのですか?」と質問。対してファレリー監督は「実際にこの旅で彼らが乗ったキャデラックを使ってます。ただ、本物は色が黒だったが、色味がないのでグリーンにした」ことを明かした。

今度はファレリー監督が伊藤に「あっという間にスーパースターになったそうですが、どんなお気持ちですか?」と質問する場面も。日本アカデミー賞で新人賞を受賞した伊藤は「びっくりしてます。追いついてないです」と恐縮気味だったが、ハリウッドについて「いつか行ってみたい。役者をやっているので、ひとつの目標」と熱弁。するとファレリー監督から「いつかぜひ、僕とお仕事をしてください」との言葉を受けて、伊藤は「うれしい! 頑張ります(笑)」と満面の笑みを見せていた。

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『グリーンブック』
3月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ リンダ・カーデリーニ
配給:GAGA

【ストーリー】 1962年、差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、粗野で無教養のイタリア系、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)を用心棒兼運転手として雇うことに。黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに正反対のふたりは旅を始めるのだが…。

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