高橋一生、川口春奈に「反省なんかしなくていい。僕なんか何も変わってない(笑)」映画『九月の恋と出会うまで』号泣試写会レポート

“書店員が選んだもう一度読みたい文庫”恋愛部門第1位に選ばれた、松尾由美による同名小説を、高橋一生と川口春奈のダブル主演で映画化した『九月の恋と出会うまで』が、3月1日より公開される。このほど2月26日にユナイテッド・シネマ豊洲にて本作の号泣試写会が行われ、高橋一生、川口春奈が登壇した。

本作は、高橋のキャリアの中での初恋愛映画主演作であり、そんな高橋との共演が夢だったと話す川口がダブル主演で初共演を果たした。登壇した高橋は「今日は号泣試写会だそうです。と言っても無理して泣かなくて良いです。楽しんでいただければ」と笑顔で挨拶した。

本作のひとつの要素であるタイムリープにちなみ、“時空を越えて過去の自分に伝えたいこと”をフリップに書いてきた2人。高橋は「14歳の時の自分に」と前置きしてから「38になっても、まだ自転車に乗ってます」と書いたフリップを披露。「14歳の時にロードバイクを買ったんですね。今、全く同じタイプのロードバイクに乗っていて、仕事にも乗って行く」と説明しつつ、大人になったら車に乗ると思っていた14歳の自分に「『まだ自転車に乗ってる』と言って幻滅させてやろうと思って(笑)」と冗談っぽく笑った。

同じ質問に川口は、学生時代の自分に「もっと勉強しなさい」と言いたいと告白。「ほぼ勉強をしなかった。真面目に先生の話を聞いていたら、もうちょっといい大人になれたかな…」という川口に、高橋は「現場でいろいろなことを吸収されている姿を見ているので、10年前に戻って反省なんかしなくていいんじゃないかな」と優しい言葉をかけ、「僕なんか何も変わってない(笑)」と自虐コメントで会場を和ませていた。

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『九月の恋と出会うまで』
3月1日(金) 全国ロードショー
監督:山本透
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉社刊)
主題歌:androp「Koi」(image world / ZEN MUSIC)
出演:高橋一生 川口春奈 浜野謙太 中村優子 川栄李奈 古舘佑太郎 ミッキー・カーチス
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)は、小説家志望の隣人平野(高橋一生)と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声―。「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドクス>が生じることに気付く。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた―。

(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員