アレキサンダー・マックイーンの人生に迫るドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』特報映像&ポスタービジュアル

前衛的なデザインと独自の美学、ずば抜けた想像力から生み出される数々のショーで世界を魅了しながらも、その成功の影で悩み苦しんだ、天才にして“ファッション界の反逆児”アレキサンダー・マックイーンの、ドラマティックな人生に迫るドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』が4月5日より公開される。このほど、本作の特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

ロンドンの労働者階級出身で、日々の食費にも困っていた青年アレキサンダー・マックイーンは、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングで真っ二つに分かれ、彼の名前「アレキサンダー・マックイーン」はたちまち世に広まり、1996年には弱冠27歳で「ジバンシィ」のデザイナーに抜擢され世界を驚かせる。一方で、自身のブランドのショーはますます過激になり、“モードの反逆児”と名付けられるが、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装、ビョークのミュージックビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボなどラブコールは後を絶たず、ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたって受賞、34歳で大英帝国勲章を授与された。だが、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を断ってしまう。

本作では、マックイーンがいかにして成功を果たし、なぜ燃え尽きてしまったのか、その劇的な人生を、友人や家族たちの独占インタビュー、掘り起こされたファッションアーカイブと共に描き出す。さらに、友人でもあった『ピアノ・レッスン』の作曲家マイケル・ナイマンの音楽に乗せて、伝説となったショーとその裏側を公開。監督は、『エッジ・オブ・スピード』を手掛け、『オネーギンの恋文』の脚本に参加したイアン・ボノートが務める。

ポスタービジュアルは、アレキサンダー・マックイーンのブランドアイコンとも言える、スカルをモチーフにマックイーン自身の姿を重ねたもの。黄金に輝き美しく装飾されたスカルの表情は、光と闇、そのふたつの相反する美を同時に抱え表現した若き天才の人生自体を表現するようなデザインとなっている。

『マックイーン:モードの反逆児』
4月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・製作:イアン・ボノート
監督・脚本:ピーター・エテッドギー
音楽:マイケル・ナイマン
出演:リー・アレキサンダー・マックイーン イザベラ・ブロウ トム・フォード
配給:キノフィルムズ

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