速水もこみち、ガンバレルーヤ よしこに顎クイするも「“素敵な油”で滑った」『Bの戦場』プレミア上映会レポート

2016年ノベル大賞を受賞した、ゆきた志旗による小説「Bの戦場」(集英社オレンジ文庫刊)を原作とした、お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこが初主演を務める映画『Bの戦場』が3月15日より公開される。このほど、2月7日にユナイテッド・シネマ豊洲にてプレミア上映会が開催され、ガンバレルーヤ、速水もこみち、大野拓郎、有村藍里、おのののか、並木道子監督が登壇した。

イベントは、観客によるガンバレルーヤの撮影タイムからスタート。「よっちゃん!」という歓声も飛び交い、会場が温まった。よしこ(ガンバレルーヤ)はまず、おなじみの「小雪です」と観客へあいさつし、撮影から一年ぶりに共演者と会って「元カレに会った気分なんですが、気まずい感じを出さないように女優として頑張ります」と舞台挨拶への意気込みを語った。

今回、よしこは芝居に初挑戦・初主演という大役だったが、苦労した点について、「主役のお話頂いたときに、出演者のリストを見たら、おのさんと有村さんがいらっしゃって、『金曜☆ロンドンハーツ』のドッキリかと思った(笑)。だけど撮影でもこみちさんが入って来て、これはドッキリじゃないと実感しました」と撮影当初を振り返った。さらに、共演の速水への印象は「頭身が異常」と答え、場内は爆笑に包まれた。

続いて、相方のまひる(ガンバレルーヤ)は、「本当に感動しました」と本作を絶賛。相方のよしこがスクリーンに出ているのが恥ずかしかったそうだが、「ものの5分で入り込めるくらい、本当に素晴らしい女優でした」と“女優よしこ”にも文句が無い様子。よしこは、まひるとお風呂で一緒にセリフの練習したエピソードを披露したが、まひるの特徴的な話し方のせいでセリフが入ってこなかったというオチが。並木監督は、「月9のヒロインを演じる覚悟でやってくれ」とよしこに注文したようで、演技初挑戦とは思えない実力を披露した。

次に、自称“意識の高いB専”という変わった役どころについて速水は、「僕は、何がそんなにおかしいのかなという感じ」とボケると、大野が、よしこに「ますます綺麗になったね」と声をかけた登壇前の様子を告白すると、よしこも「本当にB専になったかと思って怖かった」と会場の笑いを誘った。また、これまで壁ドンや顎クイなどをやってこなかったという意外な過去を明かし、本作でよしこに顎クイをしようとしたところ、“素敵な油”で滑ったと撮影を振り返った。

トークテーマとして、「理想の結婚式は?」という質問にキャストが回答。有村は、「あまり呼べる人間がいないから、好きな人とハワイとかに行って、慎ましく行いたい」と答えると、よしこが「休日は渋谷に、ゴミ箱を漁っているネズミを見に行きます」と有村に言われたエピソードを告白。そんなよしこは、「森の中で結婚式をしたい」と語り、これまで5人の占い師に、別々に占ってもらったところ、全員に口をそろえて32歳で結婚すると診断されたそう。現在29歳のよしこは、「身近にいると言われて、既に出会っている人なんじゃないかな?」と速水のことを見ると、大野から「俺じゃないの?」とツッコミが入り、仲の良さを垣間見せた。

続いてまひるは、「結婚式当日に道場破りというか、ちょっと待った!みたいな人が来ない平和な結婚式にしたいので、結婚前にたくさんの人に言い寄られても、一人に決めたい」と一途な想いを吐露。そして、結婚願望はずっとあると話すおのは、本作の撮影後にゲッターズ飯田に占ってもらったところ、「今年結婚しなかったら5年後になると言われたので、早いうちに結婚したい」と心境を告白した。

最後に監督は、「芸人オーラを払拭して、女優としてやり切った」とよしこを大絶賛。大野は「見続けていると、よっちゃんが可愛く見えてくる、魔法のような映画」と本作の魅力を語り、速水も「見終わったあとに、元気をもらえ、背中を押してもらえるような作品」と太鼓判を押した。そしてよしこは、「原作もすごいステキですし、映画もステキになっています。北条香澄として本気で恋をして、スタッフ・キャストと一緒に頑張って作り上げた作品です」と初主演作への自信を語り、本イベントは終了となった。

『Bの戦場』
3月15日(金) 全国ロードショー
監督:並木道子
原作:ゆきた志旗「Bの戦場」(集英社オレンジ文庫刊)
脚本:久馬歩(ザ・プラン9)
主題歌:「恋する私は美しい」平林純(フジパシフィックミュージック)
挿入歌:「きっと」ソンジェ from 超新星(YM3D/よしもとミュージックエンタテインメント)
出演:よしこ(ガンバレルーヤ) 大野拓朗 高橋ユウ 有村藍里 おのののか 山田真歩 安藤玉恵 速水もこみち
配給:KATSU-do

【ストーリー】 誰もが認める「絶世のブス」であるため、自らの結婚を諦め、ウェディングプランナーとして働く香澄(よしこ/ガンバレルーヤ)は、イケメン上司・久世(速水もこみち)から突然プロポーズされる。しかし久世は、自称“意識の高いB専”で香澄のことを「ドブス」と好意を持って言い放つ。断じて事態を受け入れられない香澄は、久世を無視し仕事に没頭するが、トラブル勃発。おまけに一緒に結婚式を彩るフラワーコーディネーター・武内(大野拓朗)にも好意をよせられてしまう…。「絶世のブス」である自分を心から「かわいい」と言ってくれる運命の相手はどちらなのか?三角関係が織り成す、ブスに素敵なウェディングプランナーの恋の物語。

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