北山宏光、多部未華子に現場でいじられ「みんなが“多部化”していった」『トラさん~僕が猫になったワケ~』大ヒット祈願イベント レポート

ある日突然死んだ男が猫の姿で家族の元に戻ってくるという、ファンタジーな世界観と温かいストーリーで人気を博したマンガ「トラさん」を、Kis-My-Ft2の北山宏光映画初主演で実写映画化した『トラさん~僕が猫になったワケ~』が、2月15日に公開される。このほど、2月7日に浅草の今戸神社にて大ヒット祈願イベントが行われ、キャストの北山宏光、多部未華子が出席した。

夫婦の神様が祀られており、また、招き猫が飾られていることから“猫神社”としても名高い今戸神社で行われた本イベント。祈祷後、和装で登場した北山と多部は、集まった100名のファンからの大歓声で迎えられた。北山は「神聖な場所でヒットを祈願できてよかったです!」と笑顔を見せ、「売れろ、売れろ~って(笑)、たくさんの人に観てほしいなという気持ちで。いろいろなスタッフさんも関わって皆さんと作ったので、その気持ちを背負ってお祈りしてきました」と挨拶した。

初めに、お互いの第一印象を問われると、北山は多部について「人見知りなのかなって思いました。楽屋とかに帰ったら小説とか読み出しちゃう」と明かしたが、「途中からは、気持ちいいぐらいサバサバしているのでおもしろいなぁと思っていました」とコメント。一方で、多部は「(Kis-My-Ft2での)グループの中の立ち位置がわかってなくて…。現場でいじられまくっていたんですよ!」と暴露。多部がいじりだしたのがきっかけだったようで、北山は「徐々にいじられだして、それを僕は“多部化”と呼んでいたんです。みんなが“多部化”していく」と撮影現場でキャストやスタッフからいじられまくっていたと振り返り、「僕はとてもフランクに接していただけだと思ってたんですけど、いじりだったんですね(笑)」と納得した様子を見せていた。また、多部が「北山さんは私の母親が一番好きなアイドルなんですよ。この前も母親に会ったら『やっぱりかっこいいわ…』って言ってました」と明かし、ファンを沸かせていた。

本作の魅力を一言で伝えるとしたら?という質問には、北山は「家族愛」と答え、「家族で観に行ってほしいですね。お父さんが連れられて、娘とかお母さんがきっかけでいいんですけど、お父さんが一番号泣して帰るっていうのがいいかなぁ」と付け加えた。本作で北山が演じたのは、事故で亡くなってしまい、猫の姿で家族の元に戻ってくる売れない漫画家・寿々男(スズオ)。「世の男性がちょっと自分と重なるところもあるんじゃないかな。そのダメ度は人によっては違うと思いますけど、重なる部分は見つけられると思います」と本作の魅力をたっぷり語っていた。

最後に、本作の公開を記念して、トラ柄に装飾された特製“トラさん招き猫”の除幕式を実施し、イベントは幕を閉じた。

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『トラさん~僕が猫になったワケ~』
2月15日(金)全国ロードショー
監督:筧昌也
原作:「トラさん」板羽皆(集英社マーガレットコミックス刊)
出演:北山宏光 多部未華子 平澤宏々路 飯豊まりえ 富山えり子 要潤 バカリズム
配給:ショウゲート

【ストーリー】 売れないマンガ家の高畑寿々男(北山宏光)は、妻・奈津子(多部未華子)がパートで稼いだお金をギャンブルに使い、お気楽な生活を送っていたが、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。そんなスズオのダメ夫っぷりに“あの世の関所”が下した判決は、「執行猶予1ヶ月、過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿でー」。トラ猫の姿でナツコとミユ(平澤宏々路)のもとに戻ったスズオは、「トラさん」と名付けられて高畑家で飼われることに。愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=スズオだが、猫だから言葉さえ通じない。スズオは、家族に何ができるのか。どうやって人生を挽回するのか―。

©板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会