西島秀俊 × 西田敏行 W主演 今野敏による人気小説を映画化!『任侠学園』今秋公開!

昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる、累計45万部突破の今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。その一作を、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化する『任俠学園』が、今秋公開されることが決定した。

本作は、「任俠」シリーズの中でも特に根強く愛され続ける「任俠学園」を映画化。経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校を建て直すため、新しい理事が就任した。現れたのはなんと、曲がった事が大嫌いな昔気質のヤクザ、阿岐本組(あきもとぐみ)。見た目は怖く、荒々しかったが、義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に空気が変わっていく。しかし、金儲けのため、学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられる。

主演を務めるのは、日本映画界をリードし続ける西島秀俊。「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と熱望し続けた想いが遂に実現し、本作では、「親分の言うことは絶対!」と真面目過ぎるがゆえ、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。西島演じる日村やその弟分たちを振り回しながらも、ストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長には西田敏行。『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にもわたり演じた“浜ちゃん”の陽気さに、『アウトレイジ』シリーズで日本中を震撼させた強面っぷりをも加えた、西田にしか演じられない“究極のキャラクター”が完成した。監督は、大ヒットドラマ「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズ、「民王」など数多くの人気ドラマや、『劇場版 ATARU』を手掛けた木村ひさしが務める。

なお、2月1日より原作のシリーズ第5弾「任俠シネマ」が、読売新聞オンラインで連載開始予定だ。

キャスト&スタッフ コメント

■西島秀俊(日村役)
本作はこれまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています。日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクターです。何が正しく何が間違っているのか、誰もが迷うこんな時代だからこそ、“昔気質”の真っ直ぐ過ぎる日村のような男が新たな道を切り開いてくれるのではないでしょうか。念願の親分役、西田敏行さんの怒涛のアドリブに日々応え続けた素晴らしい共演者の皆さんのキレッキレの名演。平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントを是非劇場でお楽しみください。

■西田敏行(阿岐本組長役)
この映画は今の時代にとって、とても画期的な作品になりそうでワクワクしています。本作で生きるヤクザたちが示す、「お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う」というある種の一本筋を通すという“任俠道”は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います。この映画が、今悩んだり、くすぶっている皆さんを勇気づけるエネルギーとなるような作品になれば嬉しいです。

■木村ひさし監督
かんばんは。木村ひさしです。今では絶滅危惧作品と言える程、観る機会が減った“ヤクザ”映画。フィクションである映画の中のヤクザな人たちは悪いヤツらもいれば、義理人情に厚い、人間味のある人たちも多く描かれていました。人付き合いが薄くなった現代社会にタイムスリップしたかの様な阿岐本組が、今の世の中で何が出来るのか?楽しんでいただければと思っています。

■今野敏(原作)
主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていました。こうして映画にしてもらえたのは感激です。また、西島秀俊さんと西田敏行さんのダブル主演と聞き、とてもうれしく思いました。一日だけ撮影の様子を見学させていただきましたが、阿岐本親分が現場に入るだけでぴりっと緊張感が走るのが印象的でした。親分、本当に怖かった。きっと私の想像をはるかに超えた映画になると信じています。

『任俠学園』
2019年秋 全国公開
監督:木村ひさし
原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)
脚本:酒井雅秋
出演:西島秀俊 西田敏行
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校。高校を建て直すため、新しい理事が就任した。現れたのはなんと、曲がった事が大嫌いな昔気質のヤクザ、阿岐本組。見た目は怖く、荒々しかったが、義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に空気が変わっていく。しかし、金儲けのため、学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられる…。

© 今野 敏 / © 2019 映画「任俠学園」製作委員会