今泉力哉、いまおかしんじ、山口雄大、菊池明明ら著名人より絶賛コメント!SEXで相手を殺してしまう女の苦悩を描く『歯まん』

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭をはじめ、モントリオール世界映画祭、シッチェス映画祭など数々の映画祭で評価され、カリコレ2018では全回ソールドアウトになった、日本映画界の新たなる異才・岡部哲也監督の最新作『歯まん』が、3月2日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

女子高生・遥香(馬場野々香)は、初めてのセックスの最中に、自らの肉体の変化で恋人の局部を食いちぎり、恋人を殺してしまう。それ以降、家族、友人、誰にも言えない不安と孤独が日々遥香を蝕んでいく。そんな日々の中、遥香は一人の男性と出会う。二人は徐々に惹かれていくのだが…。

本作は、“生と性と愛”がテーマのダークファンタジー。自らの肉体の変化によって愛する人を殺してしまった少女の人生のひとひらから、愛とは何か?生きるとは何か?という普遍的な問いかけを観客に突き付けてくる。

ポスタービジュアルは、血を彷彿とさせる赤をキーカラーにした鮮烈な印象の一枚となっている。

著名人 絶賛コメント

■今泉力哉(映画監督『愛がなんだ』)
誠実なんだけど、岡部監督が天然なのか、異常な映画になっている。不謹慎と誠実が共存していて、さらには謎の笑いも生じるこの映画は、監督や俳優が不器用で真っ直ぐだから生まれたものなのかもしれない。この熱は客を選ぶ。

■いまおかしんじ(映画監督)
主演の女の子がムチャクチャ頑張ってる。とにかくムチャクチャにレイプされるし、ムチャクチャ血まみれになるし、ムチャクチャ泣き叫んでる。そんなに体張る必要あんの?あるんです。絶対あるんだという監督の覚悟がムチャクチャ映ってる。馬場野々香、最高!

■山口雄大(映画監督)
タイトルの軽さに騙されるな!同様のネタから思い出されるのはヘネンロッター『バッドバイオロジー』とかクローネンバーグ『ラビッド』なんだけど、そのどっちのテイストにも振らずにやりきった。でもタイトルは『歯まん』。。。相当したたかか純粋なんだな、岡部という人は。

■菊池明明(役者・ナイロン100°C)
『歯まん』、この刺激的な言葉とアイディアがとても素敵です。スプラッタな展開に大喜びした直後、笑ってごめん、と絶妙な気持ちにさせられました。宇野祥平さん、恐ろしくて、震えます。

■叶井俊太郎(映画プロデューサー)
アソコがアレを切断する、というシンプルストーリーに驚愕し、この手があったのか。と20年前に『キラーコンドーム』を手掛けた時になぜに気付かなかったのかとマジで悔しかった!やられた!

■小野寺生哉(カナザワ映画祭代表)
主演の前枝野乃加の美しさ、体を張った演技、必見!!歴史に残るホラークイーンだと本気で思う!!

■ディミトリ・イアンニ(KINOTAYO現代日本映画祭 フランス チーフプログラマー)
エログロ映画の仮面のもと『歯まん』は汚れなき繊細さで絶対の愛を歌い上げる。シュルレアリストが愛でたであろう逸品だ。
(原文)”Under its ero-guro veneer, Haman is a celebration of absolute love tinged with delicacy and innocence. A film that the surrealists would’ve treasured.” Dimitri Ianni

■マイク・ホステンク(シッチェス映画祭副ディレクター)
歯まんは日本のインディホラーを更なる高みに到達させた。性と死をこのように表現出来るのは岡部哲也監督だけである。
(原文)”HAMAN is the quintaessential elevated Japanese indie-horror. Sex and death represented like only Japanese filmmakers can conceive.” Mike Hostench

『歯まん』
3月2日(土)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:岡部哲也
出演:馬場野々香 小島祐輔 水井真希 中村無何有 宇野祥平 泉水美和子 坂井天翠 古川真司 瓜生真之助 大石結介
配給:アルゴ・ピクチャーズ

【ストーリー】 女子高生・遥香(馬場野々香)は、初めてのセックスの最中に恋人を殺してしまう。突然吹き出す血飛沫に呆然とするが、原因が自らの肉体の変化で恋人の局部が食いちぎられてしまうというものだった。恐怖に駆られた遥香はその場から逃げ出してしまう。家族、友人、誰にも言えない不安と孤独が日々遥香を蝕んで行く。そんな日々の中、遥香は一人の男性と出会う。言葉を交わす機会が増えていく中で徐々に惹かれていく遥香だったが…。遥香は肉体にかかった呪いを乗り越えることができるのか。