ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイらが登場!『ミスター・ガラス』NYプレミア イベントレポート

『シックス・センス』(1999)で世界に衝撃を与えたM.ナイト・シャマラン監督が『アンブレイカブル』(2000)のその後を、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイのトリプル主演で描くサスペンス・スリラー『ミスター・ガラス』が、1月18日より公開される。このほど、現地時間1月15日に米ニューヨークのSVAシアターにてNYプレミアが開催され、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、サラ・ポールソン、アニャ・テイラー=ジョイ、スペンサー・トリート・クラーク、そしてM.ナイト・シャマラン監督が登壇した。

『アンブレイカブル』から18年越しの続編となる本作。当時から続編製作を心に秘めていた作品が遂に公開される事について、シャマラン監督は「とてもワクワクしているよ。世界中で試写を観た人から良い感想や称賛を聞いているから、今夜のプレミアでも同じような声が聴けることを楽しみにしているよ」とコメント。さらに、「既に会場には笑いがある。上手くいけばいいなと思うよ」と公開を待ち望むファンへ熱いメッセージを寄せた。

『アンブレイカブル』で演じた不死身の肉体を持つデヴィッド・ダン役を続投したブルース・ウィリスは、大きい歓声で迎えられた。18年の間、事あるごとにシャマラン監督に「続編はまだなのか?」と尋ねてきたと言うブルース。シャマラン監督とのタッグは『シックス・センス』『アンブレイカブル』『スプリット』(2006)に次ぐ4作目となる。『ダイ・ハード』などで肉体派俳優として人気を誇ったブルースが、強く根付いていたそのイメージを破り、演技派俳優と呼ばれるようになったのはシャマラン監督への出演がきっかけだった。イベント中もシャマラン監督と談笑するなど、公私共に深い絆で結ばれていることを感じさせた。

そして、こちらも天才的な頭脳と、94回骨折した脆い肉体を持つミスター・ガラス役を『アンブレイカブル』から続投したサミュエル・L・ジャクソンも、18年ぶりの続編についてファンからの反響がやまないと言う。「観客の皆さんは、続編を待ち望んでいてくれたみたいだね。私のSNSにもコメントが殺到し続けているよ。『続編はやらないんですか、公開はいつですか、“ミスター・ガラス”の続編をお願いします…』ってね」と語り、SNS上でもファンが続編を熱望していた事を明かした。

さらに、『スプリット』で24の人格を持つケヴィンを演じたジェームズ・マカヴォイはブルース、サミュエルとの共演について語る。「彼らは僕が子供の頃からのスターだから、ずっと見てきたよ。彼らがすごいのはただ歳を重ねているだけではなく、現代の最高の俳優と言える存在だからだね」。また、マカヴォイ自身数々のヒーロー映画に出演しているが、本作は一味違ったスーパーヒーローの物語だとも語った。

登壇者 コメント

■M.ナイト・シャマラン監督
Q:今のお気持ちは?
シャマラン監督:とてもワクワクしているよ。世界中で試写を観た人から良い感想や称賛を聞いているから、今夜のプレミアでも同じような声が聴けることを楽しみにしているよ。既に会場には笑いがある。上手くいけばいいなと思うよ。

Q:前作で演じた俳優陣が再集結していることに対するご感想は?
シャマラン監督:とてもラッキーだったよ。僕がこの映画の物語を書いた時、彼らに再び演じてもらう必要があった。みんな「イエス」と言ってくれて、スケジュールも空いていて、僕がやりたいことを、彼らもやりたいと思ってくれた。CGも多く使わないようにして、僕たちは映画制作の基本に戻ったんだ。

Q:続編を制作しようと思ったきっかけは?
シャマラン監督:『スプリット』を作った時、これで物語を簡潔させようかと思っていたんだけど、撮影が上手くいって、ジェームズが爆発的な演技力を見せたのもあり、他のキャラクターと対面させる必要性を感じたんだ。僕はビーストとダンが対面する必要があると思ったんだ。

Q:人間が持つスーパーパワーについてお話をお願いします。
シャマラン監督:“イーストレイル177号三部作”や”アンブレイカブル三部作”と呼ばれているこの三部作のアイディアは、もしこれが自分自身の物語にだったら?というところにあるんだ。私たちの中には、もしかしたら自分は特別なことができるかもしれないと気付いている人もいるかもしれない、それは空を飛んだり、目からビームを出したりということである必要はなく、私たちの願望の中にあるんだ。僕たちが頭を使って、頭の中に起きる混乱が私たちに”特別の才能“を与えるんだ。もしかしたら自分には特別な力があるかもしれないと考えることはどのような感じなのかいうことが物語の根底にあるんだ。

■サミュエル・L・ジャクソン
Q:18年ぶりの続編となりますが、心境はいかがですか?
サミュエル:観客の皆さんは、続編を待ち望んでいてくれたみたいだね。私のSNSにもコメントが殺到し続けているよ。「続編はやらないんですか、公開はいつですか、「ミスター・ガラス」の続編をお願いします…」ってね。18年にわたって期待が膨れ上がってきたし、そういう時期だったんじゃないかな。

Q:シャマラン監督との久しぶりのタッグはいかがでしたか?
サミュエル:興味深い才能があるよ。監督の脚本はいつの間にか書かれた役柄に引き込まれて、演じてみたいと思わされてしまう。この時、この人物は何を考えていたのだろうと、知りたくなってしまうんだ。本作ではミスター・ガラスが他の仲間と絆を築く様子、意気投合したり仲たがいしたり…とにかく面白いよ。

Q:スーパーヒーローの存在を問うというテーマですが、ご自身は信じていますか?
サミュエル:自然界や世界では、様々な現象が起きているし、可能性はあると信じているよ。「宇宙には、我々の他に人間はいるのか?」と聞くようなものだ。ここに我々がいるのだから、宇宙にもいないとは限らないだろう?

■ジェームズ・マカヴォイ
Q:今日は観客と一緒に映画をご覧にはなられないのですか?
マカヴォイ:そのつもりはないよ。一緒に観て、彼らの絶賛や批判の声を聞くなんて、考えるだけで恐ろしい。皆さんがご覧になっている間、どこかでディナーでも食べるよ。

Q:ブルースとサミュエルとの共演はいかがでしたか?
マカヴォイ:彼らは単なるスターではなくて、何十年も前、僕が子供の頃からスターであり続けているよね。僕の脳がまだ形成されきっていない頃から彼らを見てきたよ。まだ形成中かもしれないけど。彼らがすごいのはただ歳を重ねているだけではなく、現代の最高の俳優と言える存在だからだね。

『ミスター・ガラス』
1月18日(金)より、全国ロードショー
監督・脚本:M.ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス サミュエル・L・ジャクソン ジェームズ・マカヴォイ アニャ・テイラー=ジョイ スペンサー・トリート・クラーク シャーレーン・ウッダード サラ・ポールソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

【ストーリー】 3人の特殊な能力を持つ男が集められ“禁断の研究”が開始された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)…。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは?M.ナイト・シャマラン監督が『アンブレイカブル』のその後を描く、衝撃のサスペンス・スリラー。

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