【偶然から生まれた奇跡!】コッポラ監督が初めて明かす『ゴッドファーザー』誕生秘話!!

Deadline

フランシス・フォード・コッポラ監督による、映画史上最高傑作とも称えられる『ゴッドファーザー』。その製作時に、コッポラ自身によって書かれた貴重なメモをもとに構成されたメイキングブック「The Godfather Notebook」が米国で発売される。本は784ページにもおよび、当時の製作現場のようすや初披露となる写真も収められ、コッポラならではの独創的な製作プロセスが明かされる。Deadlineが伝えている。

コッポラ自身がナレーションするオーディオ版も同時に発売され、その一部の音声が公開されている。そこでコッポラは「1969年の春、私は家族とサンフランシスコに住んでいた。日曜の午後、NYタイムズを呼んでいたら、広告欄にマリオ・プーゾの「ゴッドファーザー」が出ていた。黒い表紙に操り人形のイラストがついていた。マリオ・プーゾというのはイタリアの知的な文芸作品を書く作家だと思い、そういう作品が好きだから興味を持った。表紙にもパワーを感じたし、実際にパワーにあふれる作品だった。そのときちょうど、パラマウントのプロデューサー2人がサンフランシスコで映画を撮影中で、その午後、私を訪ねてきていた。また、同じ時にマーロン・ブランドが電話してきた。私が書いた脚本への出演を断るという電話だった。この3つの要素が奇跡的に同じ日に起こり、「ゴッドファーザー」は映画化される運びとなった。もちろんマーロン・ブランド主演で」と、のちの不朽の名作が製作に至る“奇跡の”いきさつを語っている。

「The Godfather Notebook」の日本での発売は未定だ。

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