渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本らおっさんたちがパートナー犬にメロメロ!『芝公園』インタビュー

MC:撮影を拝見しましたが、あたるくんが吠えたりということもありました。そういうときは常に臨機応変に?

渋川:合わせていますね。「どうした?あたる」って言ってから、またセリフに戻ったりとか。その辺はあまり固めず。

大西:じっちゃんは急に歩かなくなったりするので、思い描いていた芝居とは全然違う動きになったりしますが、もう慣れですね。関係性はできてきています。

石本:僕は困るようなことはなんにもないですね。うちのさちこ、本当に良い子なので。ちょっとここでテーブルに乗ってくれたら嬉しいなって思ったら、乗ってくれたりとか。僕がやって欲しいことを結構やってくれるんです。

MC:みなさん、うちの子が一番という感じですね(笑)。パートナー犬との相性は何%くらいになっていますか?そしてそれぞれ、ここがかわいいというポイントを教えてください。

渋川:相性かあ。俺は60%くらいかなぁ。うちの子のここが可愛いというのは、顔ですね。あたるの顔。俺は好きですね。ちょっと困った感じの顔というか。あとさっちゃんやじっちゃんは結構シュッとしてるのが、あたるは肉がある。そこがいいかな。

大西:いっちゃんは?

渋川:いっちゃんは可愛いよ。いっちゃんって、ちっさいのがいるんです。一郎って(「幼獣マメシバ」シリーズから登場する一郎)。あれはもう、すごい可愛い(笑)。

大西:僕は撮影が終わるときにちゃんと名残惜しい関係になれていればいいかなという感じです。言うこと聞くのも可愛いけど、思い通りにいかないのも猫みたいで可愛いなと思えてきたので。数字は難しいけど59%くらいかな。じっちゃんが可愛いのは顔ですね。あと犬なのに自由で気分屋なところが可愛いなと思います。

石本:僕はもう100に近くなってきてますけど。

渋川&大西:ははは。

石本:80くらいかな。撮影が終わるころには100を超えるかも。終わったらと思うと今から寂しくなっちゃいますもん。

渋川:さっちゃんは石本さんの言うこと聞いてますよね。

石本:僕は結構怒りますしね。

渋川:扱いが慣れてるんですよ。

大西:なんか自信があるように見えます。僕なんかまだちょっと遠慮してるところがあるから。

石本:怒るときは口抑えてちゃんと怒りますしね。でも80%な理由は、たまにあたるパパのところに甘えに行くんですよ。

渋川:あー、ありますね。あたるも結構石本さんのところに行く。

石本:そのときにちょっと寂しく感じるときがあって。まああたるくんが僕のところに来てるからイーブンですけど(笑)。うちの子は言うこと聞くし、全部可愛いんですけど、じっちゃんパパとあたるパパが可愛がってくれているのを見ているのも可愛いし、嬉しい。

MC:もう完全に自分の犬ですね(笑)。

大西:最初から、この子で良かったと思いました。

渋川:柴犬ってみんな似たような感じなのかなって思ってましたけど、今になると全然みんな性格も違うし、いろいろあるんだなと思いますね。

石本:今日のさちこ可愛かったとかって思っちゃいますね。

大西:時間が押しているときに、ここは手綱だけ持って、じっちゃんはいる体で、みたいなことになったりすると、悲しい気持ちになりますね。

石本:わかります、わかります。

渋川:あと、段取りだと出来ていたのが、テストになったら飽きちゃったりすると、もったいないなと思いますね。

石本:この前、大西さんが「じっちゃんが歩かないんで、待ってください」ってスタッフさんに言ってて。すげー、じっちゃん待ちだ!って。僕はそういうの言えてないので、感動しました。

大西:だって、じっちゃんはメインキャストですよ。

渋川:あはは、そうだよね。

MC:ピュアな存在のワンちゃんがいることで、人間のちょっとしたおかしみだったりが浮き上がってくるとてもおもしろい作品だと思います。ナレーションもおもしろいですし。

渋川:ね、達観しているというか。すごく俯瞰的なことを言ってるなと思います。

石本:落語のまくらみたいな感じなんですよね。ナレーションが。そこから入っていく感じが、すごく心地いい。

大西:それと、それぞれに痛い思いや悲しい思いを経験して、人との距離感を推し量っている3人のおっさんが集まって、つかず離れずでありながらも信頼し合っていて。そういう部分が人間くさくて、すごく共感できるドラマだと思います。

ドラマ「柴公園」
1月10日(木)よりテレビ神奈川ほか全国10局以上で放送中
(放送局:テレビ神奈川、仙台放送、とちぎテレビ、群馬テレビ、テレ玉、チバテレ、TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、BS12 トゥエルビほか)
監督:綾部真弥 田口桂
製作総指揮:吉田尚剛
企画・脚本:永森裕二
出演:渋川清彦 大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝 蕨野友也 小倉一郎 螢雪次朗 山下真司 佐藤二朗

映画『柴公園』
6月14日(金)より全国のイオンシネマ・シネマート新宿ほか公開
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画・脚本:永森裕二
出演:渋川清彦 大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝 松本若菜 山下真司 寺田農 佐藤二朗
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 都市開発が進む街の昔からある公園。柴犬を散歩するあたるパパ(渋川清彦)、じっちゃんパパ(大西信満)、さちこパパ(ドロンズ石本)は、朝夕決まった時間にやって来る顔見知りで、犬の名前しか知らないフラットな関係性。ベンチに座って話すのは、決まって他愛の無い世間話。ところが、やたらIQの高い3人の会話は日に日にエスカレート。絶妙に噛合うアカデミックな会話と置いてけぼりの柴犬たち。3人の会話はやがて壮大なる無駄話に変わっていく…。

(C)2019「柴公園」製作委員会

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