永瀬正敏、井浦新が謎めいた過去の記憶を告白! 映画『赤い雪 Red Snow』完成披露試写会 レポート

大ヒット映画『64-ロクヨン-』のプロデューサー浅野博貴が、永瀬正敏、菜 葉 菜、佐藤浩市、夏川結衣を再びキャスティングした、実話が元のミステリー・サスペンス『赤い雪 Red Snow』が、2019年2月1日より公開となる。このほど、1月7日に東京・神楽座で完成披露試写会が行われ、永瀬正敏、菜 葉 菜、井浦新、甲斐さやか監督が登壇した。

物語の発端となる、雪の日に失踪した少年の兄・白川一希を演じた主演の永瀬。圧倒的な脚本力に惹かれて出演を決めたというが、「どんな方が書かれているんだろうと思ったら、こんなに可愛らしい方で(笑)」と、甲斐監督のギャップに驚いたという。

もう一人の主演で、少年失踪事件の容疑者の娘・江藤小百合を演じた菜 葉 菜は「脚本を読んだ時に、この役をどうしてもやりたいと思って。感無量です」とコメント。事件記者の木立省吾役を演じた井浦は「僕も脚本に驚いて、この本を書いた方が一体どんな演出をするのだろう? という怖いもの見たさで。好奇心をかきたてられて、絶対に参加したい」と強く思ったことを明かした。

撮影の合間のエピソードについて話が及ぶと、菜 葉 菜は「新さんが、お父さんんみたいだった(笑)」ことを告白。永瀬も「食事も新さんが全部セッティングしてくれて。ロケハンまでしてくれて」と、井浦の段取り力を絶賛した。これを受けて井浦は「立ち居位置的に、務めを担いました(笑)」と答えると、会場から笑いが起こった。

映画の内容にちなみ、子供の頃の謎の記憶について聞かれた永瀬は、「僕の最初の記憶が博多のおじいちゃんの運転する自転車の後ろに乗っている映像なんです。でも後から聞くと、前のカゴに乗っていたらしく。ではあれは誰なんだ!?」という不思議な記憶を告白。

小学校の時に遊んでいた山の中で不思議な体験をしたという井浦は「山の中に人工的な場所があって、スケボーができるような坂があるんです。(坂になのに)歩いてそのまま登れるんです。同窓会の時に、友達に『無重力の場所あったよね?』と話しても、数人しか覚えてなくて…」と謎めいた過去の記憶を告白していた。

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『赤い雪 Red Snow』
2019年2月1日(金) テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:甲斐さやか
プロデューサー:浅野博貴
出演:永瀬正敏 菜 葉 菜 井浦新 夏川結衣 佐藤浩市 吉澤健 坂本長利 眞島秀和 紺野千春 イモトアヤコ 好井まさお
配給:アークエンタテインメント

【ストーリー】 ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消した。少年を見失った兄・白川一希(永瀬正敏)は、自分のせいで弟を見失ったと思いこみ、心に深い傷を負う。少年誘拐の容疑者と疑われた女の周りでは次々と怪しい殺人事件が起こるが、真実は闇へと落ちていった。30年後。事件の真相を追う記者・木立省吾(井浦新)が容疑者と疑われた女の一人娘・江藤小百合(菜 葉 菜)を見つけ出したことにより、「被害者の兄」と「容疑者の娘」の運命の歯車が大きく動き始める。一つの事件で深い傷を負った人間の、曖昧な記憶を辿る葛藤の中に垣間見えた真実は、それぞれの運命を予想もしない結末へと導いていく。それぞれの記憶が氷解した先に見えたものは何か。全てを信じてはいけない。

©2019「赤い雪」製作委員会