カン・ドンウォンが登壇!『ゴールデンスランバー』日本公開記念イベント レポート

伊坂幸太郎原作、2010年には堺雅人主演で映画化された名作『ゴールデンスランバー』が、カン・ドンウォン主演で韓国でリメイクされ、1月12日に日本公開される。その公開記念イベントが1月5日に東京・竹芝ニューピアホールで開催され、主演のカン・ドンウォンが登壇した。

会場となった竹芝ニューピアホールは、一刻も早いカン・ドンウォンの登場を待つ、多くのファンによる熱気が充満。イベントがスタートすると、『ゴールデンスランバー』本編の冒頭シーンが15分にも及びスクリーンに映し出された。1月12日の公開を待たずしての映像公開に、客席のテンションは早くもMAXに。ほどなくし、MCによってカン・ドンウォン本人がステージに呼び込まれると、紹介映像とともに会場の後方から本人が登場。割れんばかりの歓声で会場は埋め尽くされた。

簡単な挨拶の後、早速『ゴールデンスランバー』についてのトークに突入。現在、カン・ドンウォンは初のハリウッド進出作『Tsunami LA』の撮影準備に入っており、多忙なスケジュールの合間をぬっての来日となったが、撮影期間中100時間にも及んで走り続けたこと、主人公キム・ゴヌを演じる上で心がけたことやその役柄へのシンパシー、そして7年前に原作を知って以来、ずっと韓国での映画化を心から望んでいたことなど、『ゴールデンスランバー』についてのエピソードを思い思いに語った。脚本制作にも参加し、作品の企画段階から携わるほど本作品に強い思い入れある、カン・ドンウォンの貴重なトークを来場のファンは真剣な様子で聞き入った。

途中、観客からのQ&Aコーナーや、偶然にも日本を訪れていたという彼の友人である俳優のぺ・ジョンナムをステージに上げ紹介したり、終始プレミアムな内容のイベントであったが、ラストには彼に対してのサプライズも。今回『ゴールデンスランバー』の監督を務めた、ノ・ドンソクからのビデオメッセージが流れ、その後は来場のファン全員から感謝のサプライズスローガンが掲げられた。本人も予想していなかった事態にとても驚いていたが、「ありがとうございます。どういたしまして」と喜んだ様子で語った。

最後に来場のファンへ「今日は来てくださってありがとうございます。今アメリカで次の作品の準備を頑張っています。皆さんに良い作品を早く届けたいのでこれからも頑張ります。ずっと応援していてください」とメッセージを送り、大音量の拍手の音に包まれながら、約1年ぶりに開催された日本でのイベントは終了。彼の『ゴールデンスランバー』に対するはかりしれない思い入れや愛情が伺い知れるイベントとなった。

『ゴールデンスランバー』
1月12日(土)より、シネマート新宿他、全国順次公開
監督:ノ・ドンソク
出演;カン・ドンウォン キム・ウィソン ハン・ヒョジュ ユン・ゲサン キム・ソンギュン キム・デミョン
配給:ハーク