『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマン、名優デンゼル・ワシントンが演技の勉強のために学費を支払ってくれたと明かす

マーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』(3月1日より公開中)で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンが、大学在学中に演技の勉強のための学費をデンゼル・ワシントンが支払ってくれたことを明かした。チャドウィックはTV番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演し、そのときの様子がYouTubeで公開されている。

チャドウィックは、ハワード大学在学中にイギリスのオックスフォード大学へグループで交換留学をしたが、当初はその費用を支払うことができなかったという。当時大学で週に1度指導にあたった、TV番組『コスビー・ショー』への出演で知られるフィリシア・ラシャドが交換留学を勧めたようで、チャドウィックは「彼女が“数人の友人”と一緒に支援してくれて、僕らを留学させてくれたんだ」と説明した。

番組ホストのジミーが「その“数人の友人”の一人が誰かわかったんだよね?」と問うと、チャドウィックは「留学から帰ってきたとき、支援を受けた人に宛てられた手紙を受け取ったんだ。そこには“デンゼル・ワシントンさんがあなたの学費を支払ってくれました”と書かれていた。僕は“何だって…?”という感じだったよ」と、学費を負担してくれた一人が名優デンゼル・ワシントンだったことに驚いたようだ。

この件について、チャドウィックはデンゼル本人に会うまで秘密にしていたいと思っていたが、それが叶わないまま、ローリングストーン誌のインタビューで初めて明かしたという。しかし、雑誌が発行される前に、『ブラックパンサー』のニューヨークプレミアでデンゼルと会うことができたようだ。ジミーが「デンゼルに何て言ったの?」と聞くと、チャドウィックは「“伝えたいことがあるんです。僕が留学に行く費用をあなたが払ってくれたんですよ”と言ったら、デンゼルは“だから僕はここ(プレミア会場)にいるんだよ!君は僕からお金を借りてるんだから!徴収しに来たんだよ!”って答えたよ(笑)。彼は最高だよ」と、念願のデンゼルとの初対面を振り返った。

チャドウィックがブラックパンサーとして再登場する映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、4月27日に公開予定だ。