【全起こし】滝沢秀明「人として大きく、期待に応えられる男になりたい」「連続ドラマW 孤高のメス」完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:当たり前のように行われている手術シーンは、観ている側からしたらスッと入ってきてしまうんですが、その裏にはこういった皆さんの熱量があったんだということを皆さん是非、心に留めて、手術シーンにさらに注目していただけたらと思います。ありがとうございます。さあ続いて、石丸さんに伺います。演じられた島田は、院長として当麻や青木、翔子を見守っていく役柄ですが、現場でも皆さんのことを見守られていらっしゃったと思いますが、現場の雰囲気というのはいかがでしたか?

石丸:現場の雰囲気はね、とっても良かったんです。そして撮影する現場が関東近辺だとか色んなところで撮ったんですけれど。わたしは毎回行ってたわけじゃないんです。何回かに一回行きますと、成長という意味で、皆さんの手際とか役の入り方とか、現場で会うたびに増してきてて、わたしはたまにしか(現場に)行かないじゃないですか。だから「まずい!まずい!」と思いながら皆さんに追いつくように頑張って対応していましたね。

MC:シーンを重ねるごとに皆さんと成長していく中で、チームワークを一番感じたシーンというのはありますか?

石丸:それはですね、わたくしが初めてオペ室に入ったシーン。わたしね、内科医なんです。で、彼らは外科なんです。だから院長なので、権限があるので、オペ室の中に入っちゃうんですね。で、皆様のオペしているスタジオというか、器具を出す、パシッパシッと進んでいく様を見て、これはね、チームワークがないと出来ないと思いますよ。見事でした。あとは、撮影で待ちの時間があって、先ほど工藤くんも言ってましたけど、みんなでお話しされたりして、楽しそうなんですよ…。(私は)滅多に行かないから(その輪に)入れないんですよ…。

(会場爆笑)

石丸:それがちょっと寂しかったなって。

MC:本当は入りたかった?

石丸:本当は入りたかったです(笑)。

MC:(笑)。これだけね、チームワークでやってる撮影なので、手術シーンでは皆さんの真剣勝負があったんだということが分かりました。ありがとうございます。さあ続いて長塚さんに伺います。滝沢さんとは20年ぶりの共演ということで!

(会場拍手)

MC:滝沢さんとの久しぶりの共演はいかがでしたか?

長塚:なんて言ったらいいんだろうな…。失礼なことを言うんですが、滝沢さんの場合には、15歳くらいから芸風が変わらないんです。これは本当に驚くべきことです。素晴らしいことだなという意味ですけれども。たぶん、台本を信じることができる。で、そういう力がさせていると思うんだけど、深く、静かに、一人で情熱を秘めているという風な芸風ですね。それは、全然変わってないんだな。ということは、要するに15歳にして、天性のものなんだと思うんですけど、自分の持ち味を把握していたんだろうなというのはあります。20年以来、滝沢くんの保護者のような役でご一緒して以来、なんていうんですか、ますますクールさに磨きがかかった、まさに今や、“歩く孤高のメス”ですかね。

(会場拍手)