【全起こし】吉川晃司、上地雄輔の長セリフに太鼓判「長セリフの役は、ぜひ上地に」!?「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」完成披露試写会&舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:では最後に六兵衛という主人公が時代の波に取り残されそうになりながらも、最後まで自らのあるべき姿、気持ちを貫き通したという男の物語ですが、何があっても揺るがない貫きたいと思っている信念やポリシーはなんでしょうか?

吉川:なんでもいいけど、自分がこれだと思ったことは、周りがどうあれ貫ければ、それにこしたことはないですね。そこに信念と哲学がなければ薄っぺらいなと思うので。そこをちゃんとしていれば、それでいいと思います。あとは人がどう考えようと、人に迷惑をかけないようなことであれば、それぞれが各ものさしで生きていいんじゃないかと思います。

上地:本当に単純なことですけど、感謝の気持ちを忘れずに、その中で自分のやりたいことだとか、人の役に立てることに、覚悟を決めて進むっていう。ちょっと真面目だったかな。違うこと言います。

吉川:いいよ、真面目で。ふざけてもしょうがない。だから今後は長セリフの仕事しか受けないんでしょ。

上地:違います!違います!なんでも受けます、なんでもやります(笑)。

MC:では、これから本作を観られるお客様に、そしてまだWOWOWにご加入されていない方に、ひと言お願いします。

吉川:じゃあ、先に言って。

上地:えー!?

吉川:俺は最後に言うから。

上地:えー!?…皆さんの生活だとか周りの人間関係だとか、もちろん家族に対する思いだとか、今の自分の生活と重なる部分がたくさんあると思いますし、その歴史があったからこそ、今のこれがあるんだなという理由付けがたくさん散りばめられていると思うので、前に進む力だとか、元気勇気になれるように、スタッフ一同、力を抜かずに作った作品なので、一人でも多くの方に観ていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。

吉川:以下同文です。

上地:違うでしょ!?なんか言いましょ。

吉川:言います(笑)? こういう時代背景だから、こういうものが映像作品として作られるということが、僕はすごく面白いことだなと思います。背水の陣とか、いろんな背景があると思いますけど、日本のエンターテイメントという括りで言うと。でも、こういう新たな挑戦ができることが面白い。それがWOWOWの魅力のひとつだと思いますね。はい(笑)。

上地:「キマったぜ」みたいな(笑)。

MC:ありがとうございました(笑)。

「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」
7月22日(日)夜10:00より、WOWOWにて放送開始(全6話)※第1話無料放送
監督:李闘士男
原作:浅田次郎「黑書院の六兵衛」(文春文庫刊)
脚本:牧野圭祐
出演:吉川晃司 上地雄輔 芦名星 寺島進 竹内力 千葉哲也 波岡一喜 山崎銀之丞 駒木根隆介 前田亜季 忍成修吾 片岡千之助 粕谷吉洋 若村麻由美 伊武雅刀 田中泯

【ストーリー】 慶応4年、幕府と新政府の談判が成り、江戸城は不戦開城と決した。官軍側で気弱な尾張の下級藩士・加倉井隼人(上地雄輔)は、城の引き渡しを支障なく進めるための先遣として、城内に検分に入る。しかし、困ったことにただひとり、てこでも動かぬ旗本がいた。彼の名は的矢六兵衛(吉川晃司)。将軍直属の警護隊・御書院番の番士だった。六兵衛は黙って正座したままで、動くのはほぼ用を足すときだけ。勝海舟(寺島進)と西郷隆盛(竹内力)の約束により、城内での悶着は厳禁。つまり、力ずくでは六兵衛を退去させられない。居座りの意図を探る加倉井は、この六兵衛は本物ではなく六兵衛の名をかたる偽者だと知る。ますます混乱する加倉井ら。だが、しばらく時を過ごすうちに、古式ゆかしい貫禄でたたずむ六兵衛に対し、加倉井の胸裏には得体の知れぬ共感が湧いてくる。果たして六兵衛の居座りの理由とは。そして、天皇入城が迫る中、加倉井はどう手を打つのか。