【全起こし】蒼井優「誰かに寄生しているような役が多い」、西島秀俊「原作と脚本、読むたびに泣けて…」映画『ペンギン・ハイウェイ』完成披露舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ということで、キャストの皆さんのご協力により、みごとペンギンの登場が成功しました!皆さん、どうもありがとうございました。それではですね、この作品の主題歌を宇多田ヒカルさんが務めることで話題にもなっているのですが、この映画のために新曲「Good Night」を書き下ろされたわけなんですが、本日はロンドンにいらっしゃるということで、メッセージをいただいております。私が代読いたします。

「謎の魅力。大人のずるさ。そんなことを感じながら、原作を読ませていただきました。映画の公開を楽しみにしています。宇多田ヒカル」

ということです。ありがとうございました。それでは最後に、これから作品を観る人に改めてメッセージを、代表して北さんと蒼井さんにお願いしたいと思います。まず蒼井さんからお願いいたします。

蒼井:はい、ちょっとすいません、ペンギンのかわいさに(笑)。本当に今日はありがとうございました。この映画をご覧になって、皆さんのご覧になっている風景のトーンがひとつ上がれば、一瞬でも上がれば嬉しいなと思いますし、石田監督の長編デビュー作でもありますので、どうか皆さまのお力を借りして、監督のデビューが、いろいろな愛と祝福に注がれることを祈っています。今日はありがとうございました。

MC:ありがとうございました。それでは北さん、お願いします。

北:お子様はペンギンがひたすらかわいくて、そしてドキドキして、楽しく観ていただけるかなと思っていて、大人の方はあの頃を思い出して、何か気持ちがクルって変わると思うので、ちょっとうまく言えないんですけど(笑)。新しい気持ちになるというか、本当に優しい気持ちになれる映画なので、ぜひ楽しんでください。ありがとうございました。

MC:ありがとうございました。

『ペンギン・ハイウェイ』
8月17日(金)より、全国ロードショー
原作:森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」(角川文庫刊)
監督:石田祐康
出演:北香那 蒼井優 釘宮理恵 潘めぐみ 福井美樹 能登麻美子 久野美咲 西島秀俊 竹中直人
配給:東宝映像事業部

【ストーリー】 小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったらどれほど偉くなるか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが現れ、そして消えた。アオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。“お姉さん”とペンギンの関係とは?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語が始まる。

(c)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会