【全起こし】河瀨直美「全く違う岩田くんが観られます」岩田剛典「同じくそう思います(笑)」映画『Vision』公開記念イベントレポート 全文掲載

世界中で高い評価を受けている河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画『Vision』が6月8日に公開された。本作の公開記念イベントが翌日9日に新宿ピカデリーで行われ、ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典、美波、河瀨直美監督が舞台挨拶に登場した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:昨日から公開を迎えまして、今ご覧いただいたばかりのお客様も、ライブビューイングでご覧いただいたお客様も、きっとご自身が森の中に入って生活をしたかのような濃い、110分をお過ごしになったことと思います。その余韻を大切にしながら、ぜひ舞台挨拶も楽しんでいただければと思います。それでは、早速お呼びいたしましょう。ジュリエット・ビノシュさん、永瀬正敏さん、夏木マリさん、岩田剛典さん、美波さん、河瀨直美監督です。

それでは、ご挨拶をちょうだいしたいと思います。まずはジュリエット・ビノシュさんです。お願いいたします。

ビノシュ:(日本語で)コンニチハ、ミナサン、アイシテマス(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。永瀬さん、お願いします。

永瀬:ボンジュール、皆さん。本日はありがとうございます。この映画を観て、ずっと心が震えていました。心が浄化された気分です。皆さんの心も浄化されますように。今日はありがとうございます。

MC:ありがとうございます。続いて夏木マリさん、お願いします。

夏木:ボンジュール!ジュリエット・ビノシュです(笑)。今日はありがとうございます。私たちが奈良の吉野で作った映画です。映画は出てくる登場人物を見つめていただいて、なにかを感じていただくものだと思いますが、永瀬くんが言ったように、皆さんの心が浄化されたらいいなと思います。今日はよろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。それでは岩田さんお願いします。

岩田:皆さん、ボンジュール(笑)。岩田剛典です。自分は今回、初めて河瀬監督の作品に参加させていただいたんですけども、この作品は日本の美しさが現れている、美しい日本映画だと思います。ぜひ、より多くの方に届くように皆さんで一緒に頑張りたいと思いますので応援をよろしくお願いいたします。