【全起こし】目指すべき俳優像は?健太郎「カメレオン俳優」、山田裕貴「死んだときにニュースになる俳優」『デメキン』DVD発売記念トークショー レポート 全文掲載

MC:話はつきないですけど、質問コーナー。今日は皆さんからいろいろと質問を受け付けているということで、時間もあれなのでいくつかという感じなんですけど紹介したいと思います。「『デメキン』の正樹と厚成は子どもの頃、『ビー・バップ・ハイスクール』に影響を受けていますが、小さい頃観た映画やアニメにものすごく影響されたということはありますか?あるとしたらどんな作品ですか?」という質問です。

健太郎:僕、小さい頃は『ホーム・アローン』ですかね。体調崩したら『ホーム・アローン』を家で流しててずーっと観てて、体調治ったら『ホーム・アローン』の真似して親に怒られて…ていうことをやっていましたね。すごい影響を受けていましたね。

MC:マコーレ・カルキンですね。

山田:似合うね!似合う!いたずらが似合いそう!

健太郎:いたずらはよくしていましたね。あんなうまくいかなったですけど。

山田:かわいかったもんな、マコーレ・カルキン。

健太郎:かわいかったですね。

MC:なるほど。山田くんはどうですか?

山田:僕は、『ワンピース』、これはちっちゃい頃じゃないですけど『ガンダム00(ダブルオー)』、で、やっぱ『クローズ』ですね。僕は仕事を始める前、普通の高校生だった時に『クローズ』のアクションを完コピして友達と河原でやっていました。

健太郎:映画のやつですか?実写版?

山田:映画の『クローズZERO』。漫画のほうも全部読んでたんですけど、河原で。

MC:それで憧れて、こうやってヤンキー映画も…。

山田:そうですね。友達との河原でのアクション練習が活きましたね(笑)。真似してるだけですけど(笑)。

MC:『ワンピース』で海賊に憧れて、『(海賊戦隊)ゴーカイジャー』に。

山田:そうですね。見事海賊になることができました。夢は叶うんだなっていうのが。

健太郎:すごい!

山田:『ホーム・アローン』はどうする?

健太郎:どういうふうになるの?(笑)。

山田:でも一人になりたくないから!“ホーム・アローン”だもん。

健太郎:そういうふうになったら叶ったことになる(笑)。

MC:役者になってというか、もうちょっと大きくなってから影響を受けた憧れの俳優とかはどうですか?

健太郎:いっぱいあるんですけど、役者になってからは『ノーカントリー』っていう映画のハビエル・バルデムっていう役者さんが、すごく目で表現する説得力というか、そういうのはすごく憧れますね。

MC:(役名は)アントン・シガーね。もう執拗に追いかけてくる殺し屋なんです。

健太郎:皆さん、たぶん知らない…。

MC:観たことある人、います?(会場の数名が手を挙げる)あ、結構…でも、これ観たほうがいいですよ。怖いですよ。

健太郎:結構グロいですよね。

MC:でも本当におもしろい作品です。あの人はいろいろな顔ができる役者さんですよね。

健太郎:そうなんですよね。

MC:素敵ですね。山田くんは?

山田:僕は『ダークナイト』のヒース・レジャーと『レオン』のゲイリー・オールドマン。すごい好きですね。入り込めちゃう人が好きですね。

MC:いろんな役ができるのが二人に共通するというか、ゲイリー・オールドマンもそうだし。

山田:僕、気づかなかったんですよ!『レオン』を観て『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観たとき、“ゲイリー・オールドマン”ってスタッフロールに流れてきて、「え?!どの役だ!?」ってなって。気づかれたいんですけど、気づかれないのが一番嬉しい。

MC:いわゆるカメレオン的なね。それこそチャーチル(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)なんてね。

山田:そうですよね!チャーチルもですね。

MC:年を重ねるごとに二人が渋みを増してきて…。

山田:まぁ、先に僕のほうが渋みが出てきそうですけど。

(会場爆笑)

山田:まだまだフレッシュなのでね、健太郎は。

MC:また違う形で共演できたらいいですね。

健太郎:そうですね。したいですね。