市村:今日監督から誕生日プレゼントをもらったんだよね。
丸山:はい。ええタオルをもらいました(笑)。これであなたは夜に自分の身体を拭いてくださいって(笑)。
市村:あぁー!!
西田:何でそっちにもっていくの?!(笑)。
(会場爆笑)
丸山:思い出すんだろうなぁ…。
西田:違う!いい!思い出さなくていい!普通に!
丸山:顔が真っ赤になってますけど大丈夫ですか?(笑)。
西田:ちょっと照れくさい(笑)。
丸山:何で自分で煽ってんねやろ?(笑)。
MC:そうしたくなるような魅力が丸山さんにはあると思うんですよね。どんなところだと思いますか?
西田:えーっと…特には…。
(会場爆笑)
丸山:その話の流れだから!(笑)。でも映画に詰まってるから。
西田:もちろんですよ(笑)。さんざん語りつくしたんですけど、俳優・丸山隆平の魅力を一番感じるのは、自然な佇まいと作品に染まろうとしてくれるところだと思うんですね。自分の芝居をどう見せるかではなくて、この映画の自分のポジションはどこにあって、相手の芝居をどう引き出してどう振り回されるか、特に今回の役がそういう役ですので、その作品に染まろうとしてくれる能力が本当に素晴らしいなぁと思いますね。
丸山:ありがとうございます!
市村:振り回され方がうまいんだよね。振り回され方が実にうまい。
丸山:メンバーとかファンの方々に振り回されているからかもしれないですけど(笑)。いじられることが多いので(笑)。
市村:照れくさくなっちゃった?
丸山:照れくさいですね(笑)。参ったなぁ。市村さん、ありがとうございます。いろいろとお世話になりました。
市村:いやいや…ね!ユースケ!
(会場爆笑)
丸山:どこかでユースケさんを求めている俺たちがいるっていう(笑)。
西田:現場でも市村さんがみんなを優しく見守ってくれていて、取材のときも言ったんですけれども、1回、丸山くんの前半の芝居で1時間ぐらい撮影が止まったときがあったんです。その日は長回しで1カットでいくって決めていた長い台詞のところで、台詞の入りがまぁまぁだったので、ここは追求したいから何度も何度もってやっていたら1時間くらい現場を止めてしまって。でもスタッフさんもばらけずにそこにいてくれて、市村さんとのシーンだったんですけど、市村さんは控え室に戻らずに、ずっと書斎のシーンの机で鉛筆をコロコロやっていたりしながら横で待っていてくれたんですよね。それがまたプレッシャーをかけるでもなく、ただ鉛筆で遊んでいるんだよーっていう空気を出しながら、見守ってくれていたのが僕もとても嬉しかったし、たぶん丸山くんもプレッシャーを感じずにやれたんじゃないかな。
丸山:そうですね。いい距離感とフランクさっていうものを持ち合わせたうえで、僕とお付き合いしてくださったので、打ち上げのときには「お前は俺の息子だよ!」って言ってくれましたもんね。だから僕もお父さんだと思って、大いに甘えて今度またご飯に連れて行ってもらおうかなと。
市村:今日誘ったんだけどね、明日大阪の放送があるので、あのー…断られました(笑)。
(会場爆笑)
丸山:(笑)。寂しそうにしてる(笑)。