【全起こし】佐藤健、土屋太鳳に「感謝したいのは僕の方。本当にありがとう」映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』完成披露試写会 全文掲載!

MC:改めて佐藤さん、これはどんな思いで。

佐藤:ダイヤモンド・リリーという花を選んだ理由なんですけど、花言葉が何個かあって、「幸せの思い出」「忍耐」「箱入り娘」で、土屋さんしか思い浮かばなかったです(笑)。これはぴったりなんじゃないかなと思って。

土屋:ありがとうございます。さすが健先輩だなというか(笑)。本当に、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』はすごく私にとってとても大きくて、病気のシーンも体重の増減がかなりコントロールが必要だったんですけど、その時も常に気にかけてくださって、本当に試合に臨むボクサーとコーチような気持ちでした(笑)。

佐藤:「これを食え!」ってね。

土屋:「これを食べて、走って!」って(笑)。麻衣さんとして向き合えたのも健先輩やお母さん、お父さんや、瀬々組の方々のおひとりおひとりがいたからこそ、乗り越えられたと思います。「忍耐」、気合いだけは負けないようにこれからも人生、生きていきたいと思います。ありがとうございました。

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MC:土屋さん、ありがとうございます。土屋さんからの思いを語っていただきました。改めて佐藤さん、『るろうに剣心』以来、3年ぶりの共演ということでしたけど、土屋さんとの共演はいかがでしたか?

佐藤:このあと皆さん、映画を観ていただけるので分かると思うのですけど、この役をできる人はいないですし、もし自分がやれって言われても、とうていできないような、難しい芝居を要求されていて。正直、僕はこの話を映画化するって聞いた時も、土屋さんしか思い浮かばなかったですね。その役に届くような女優さんって。その念願が叶って、一緒にできたことはすごく嬉しいです。こうやって「支えてくれた」っていつも言ってくれるんですけど、たしかに土屋さんをサポートしたいって気持ちはあったんですけど、それについて考えている時間が、たぶん僕の役作りの全てだったんだなって思うんですよね。だから感謝したいのは僕の方ですね。本当にありがとうございます。

土屋:ありがとうございます。

MC:では最後に、代表しまして土屋さんと佐藤さんから、これから映画を観る皆さんに一言ちょうだいしたいと思います。

土屋:はい。今回は錚々たるキャストの方々の中でご挨拶させていただくのは恐縮なんですけれども、麻衣さんが生き抜いたからこその物語だと思うので、麻衣さんの分も一緒にご挨拶したいなと思います。この作品は、タイトルそのままです。言葉にならない全ての思いを、全てのことを全身全霊で愛をこめて演じました。どうか受け取ってください。そして今日観た感想をぜひ学校や仕事の場やSNSで言っていただけると、広めていただけると嬉しいです。『8年越しの花嫁』を、『8年越しの花嫁』を、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。

佐藤:本日は皆さん、本当にありがとうございました。この映画の主役はですね僕たちではなくて、岡山に住んでいる平凡なカップルの尚志さんと麻衣さんです。こんな人生が現実にあり得るんだと。こんな奇跡を起こした人は実際にいるんだという気持ちで、この映画を観ていただけたら嬉しいです。もう時間ですね。この映画を楽しんでいただけたら幸いです。本日は本当にありがとうございました。

MC:ありがとうございました。

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『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
12月16日(土)全国ロードショー
監督:瀬々敬久
出演:佐藤健 土屋太鳳 北村一輝 浜野謙太 中村ゆり 堀部圭亮 古舘寛治 杉本哲太 薬師丸ひろ子
主題歌:back number「瞬き」
配給:松竹

【ストーリー】 結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。そして二人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる―。

©2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会