【全起こし】佐藤健、土屋太鳳に「感謝したいのは僕の方。本当にありがとう」映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』完成披露試写会 全文掲載!

MC:では続いて土屋さん、いかがですか?

土屋:(麻衣さんに)まずお会いさせていただいて、可愛らしくてお茶目で元気で、でもすごく豪快な方だなと思って、その麻衣さんらしさを、病気で闘っているシーンでも表現したいなと思っておりました。撮影前に、お会いする機会があって、息子さんがいらっしゃったんですね。その息子さんが、本当にものすごく人懐っこくて可愛くて、ご家族も息子さんをとても愛していて…。奇跡の向こうにあったのが、この時間なんだなって感じまして、このご家族のために全力を尽くそうと念じてクランクインして、そのことを念じてクランクアップした感じです。

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MC:息子さんも会われたんですね。さあ、続きまして、薬師丸さんにもお伺いします。土屋さん演じる麻衣の母親役として、時に厳しいことを言わなければならないシーンもありました。演じる上で悩まれたことはありましたか?

薬師丸:そうですね、麻衣が目を覚ました時に、尚志さんに側にいてほしいという思いはとても強かったんですけれども、人として巻き込んではいけないとか、それを夫婦でさんざん悩んで、その葛藤ですね。でも、お母さんは麻衣が闘っていく時に、太鳳ちゃんが苦しい演技をしている中で、とても結婚する日を迎えられるとは想像しなかったところが大きかったですけれども、でもそれが奇跡となって、お母さんが一点の曇もなく「麻衣は元に戻る。そして元気になる」ということを信じていらしたんだなと思う気持ちが、私も心を大きく動かされました。

MC:本当に母と娘の関係、そしてご家族の関係が本当に丁寧に温かく描かれていましたよね。

薬師丸:そうですね。今回、監督と初めてご一緒させていただいたんですけど、監督の丁寧な作品作りに、参加させていただけたことが、とても嬉しくて、いろいろな俳優がとても素敵な監督だというので、人気があると聞いていたので、今回は本当にご一緒できて嬉しかったです。

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