MC:ありがとうございます。本作は、過去に戻って未来を変えるというのが、ひとつの大きなテーマとなっている作品ですが、皆さんがもしタイムトラベルするならば、自分の過去に戻って何を変えたいか、大東さんいかがですか?
大東:そうですねえ、僕の理屈の中で、僕たちは過去に戻れないですけど、戻れて過去をやり直してしまうと、僕たちの感情がなくなってしまうのではないかと。例えばつらい経験があったりとか悲しいことがあったから、それが感情になっていくと思うので、やり直せなくていいのかなあと思いながら…でも強いて言うなら、小学3年生のときに、こんな皆さんいる前で言うことじゃないんですけど、漏らしましてね(笑)。それがまた全校朝礼のときに漏らしまして、ホントにゴメンナサイねこんな話で。みんなにバレてるんですけど、すごく恥ずかしくてね、先生にホースでジャーッてやられたりとかして。それをなおしたいと思いながらも、でもその後の人生そういう経験があったから、僕はそういう子にすごく優しくなれているから。だからやっぱりあれはあってよかったのかなと、でもうんこじゃなくてもよかったのかな(笑)という、いま僕はこの2つの気持ちの狭間にいますね。
MC:なるほど、そこは答えがなかなか出ないものですものね。
大東:そうですね。でも基本的にはなおさなくていいんじゃないかと思って生きています。
MC:俳優としては大きな経験でもありますものね。ありがとうございます。大切なカミングアウトもしていただきまして。
大東:コイツ朝から何でうんこの話してんねん、って絶対思われてると思いますよ(笑)
MC:続いて渡部さん。
渡部:どうしようかなー…先ほど壇蜜さんとお話させていただいたんですけど、実は僕、壇蜜さんと同じ秋田の出身で。壇蜜さんがいらっしゃった頃に戻りたいなと…(笑)。同級生になりたかったな、と。
壇蜜:同級生…おいくつ?
渡部:僕、26歳です。
壇蜜:あら10個違うわ(笑)
渡部:あ!はい。
壇蜜:けっこう難しいパラドックスが生まれそうですよね(笑)
渡部:秋田でいっしょに登下校してみたかったな、と。
壇蜜:なんだろう?脇汗かいてきた(笑)
MC:共演者で同じ故郷の方がいらっしゃるっていいですよね。
渡部:そうですね。秋田県はあまり役者の方がいらっしゃらなくて、柳葉(敏郎)さんとかいらっしゃるんですけど。業界においても、秋田出身の方にお会いすると、あっ!と親近感が。あと、関西人に生まれてみたかったなと思います。
山本:なんで?なんでなんで?
MC:関西人多いですよね。山本さんも大東さんも。
渡部:女性も男性も関西弁って素敵じゃないですか。いま関西にドラマで行っていて、その撮影中に関西弁を聞くと、格好いいし素敵だなと。関西弁を喋れる地方に生まれても面白かったのかなって。だから大東くんが何気に「ホンマ」とか言うのも格好いいですよね。東北弁とかどうですか?
大東:女性の東北弁に色気を感じますね。
渡部:秋田は「なんとかだべー」とか、「だー」とか。
壇蜜:「だすけー」って言いますね。
大東:なんか色っぽい。壇蜜さんが言うから色っぽいのか(笑)。